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Daily Archives: 2016/03/24
福島第一原発事故から1000日続いた スイス人の抗議 via swissinfo.ch
その日、エネルギーエンジニアのヘイニ・グラウザーさん(63)の顔は輝いていた。今年の3月10日は、福島第一原発事故にショックを受け「スイスの原発にも同じことが起こり得る」と確信したグラウザーさんが連邦核安全監督局前に抗議のために立ち始めてから、ちょうど1000日目にあたった。願いはただ一つ。「日本の原子力規制委員会にあたるこの監督局が、正しい規制基準を適用し、スイスの全原発を廃炉に持ち込んで欲しい」ということだ。 1000日目の抗議を祝うイベントには、150人の仲間や支援者が旗や横断幕を手に集まった。緑の党のレグラ・リッツ党首も演説に駆けつけた。地元新聞やユーロニュース、ドイツテレビ局のカメラが撮影を開始する中、アルプホルンの演奏に次いでグラウザーさんがリッツ党首を紹介し、マイクを手渡した。 「グラウザーさんが始めた抗議活動は、持続性のある重要なもの。スイスの脱原発に向けた今の動きに弾みをつけてくれるものでもある。この秋には、原発の寿命を45年に限定する緑の党提案のイニシアチブ(国民発議)が国民投票にかけられる。脱原発に向け、ともにがんばりましょう」。大きな拍手が起こった。 連邦核安全監督局前の「警告人」 この日の華やかなイベントとは対照的に、グラウザーさんとその仲間が日ごろやっている活動は、とても「地味」だ。連邦核安全監督局(ENSI)が入っているスイス・ブルック駅前ビルの入り口横に、毎週月曜~木曜日のENSI職員が退出する夕方5時~6時に、ただ反原発の旗を持って立っているだけだ。 1回平均6人が立つという、このグループの名前は「Mahnwache vor dem ENSI(立ってENSI に警告を発する行為)」 。雨が降ろうと雪が降ろうと立っている。「だまって立っているのはさすがに退屈なので、立っている仲間で原発について話し合う。良い議論の場になると皆喜んでいる。ただし、通りを歩く人に自分たちから声をかけてはいけないと自治体から言われている。しかし、これもおかしな話なので、今交渉中だ」 だがこのグループは、それほど組織化されたものではない。その日に立つ人を正確に把握している人は誰もいない。立ちたいと思った人がグラウザーさんの作成したリストに名前を書き込むだけだ。また何日間立たなければいけないという義務もない。1カ月続けて来る人もいれば、月に1回しか来ない人もいる。 「この僕だって、1000日のうち800日しか立っていない。家族と休暇に出かけた週だってあるからね。大切なのは、1人でも、誰かが必ず立っているということだ」 […] ベツナウ原発が廃炉になる、その日まで立つ 1969年に建設され、今年47年目の稼動に入る世界最古のベツナウ原発。ところが、つい2週間前、連邦議会では「原発の寿命に制限を設けない」との決定が可決された。前出の緑の党が今秋に国民投票にかけるというイニシアチブは、まさにこの寿命を45年に制限しようというものだ。もしイニシアチブが可決されれば、ベツナウ原発は廃炉に追い込まれるはずだ。 「確かにスイスには、(日本とは違い)イニシアチブという国民の声を反映する直接民主制の制度がある。だが原発推進側のロビー活動も根強く、イニシアチブが可決されるかどうかはわからない。ただ一つわかっていること。それは、ベツナウ原発が廃炉になると決定されるその日まで、僕たちはENSIの前に立ち続けるということだ」と、グラウザーさんは言った。 もっと読む。
川内原発 インタビュー 新潟大名誉教授(地質学)立石雅昭さん 安全性、我々自身で判断を /鹿児島via 毎日新聞
−−原発の基準地震動(※1)策定の問題点は 立石さん 新耐震指針による再評価などにより、各地の原発で断層が少しずつ長くなり基準地震動が引き上げられた。さらに原子力規制委員会の審査で引き上げられる。そうすると、基準地震動というのは一体何なのかという根本的な疑念が出てくる。 それに、基準地震動を引き上げても、元の設計で持つという結果が出てくる。ものすごく不安。引き上げて、それだけの耐震補強を行うとなればまだいい。原子炉や格納容器を補強することが難しいことは知っているが、電力会社の行う耐震補強は不十分で、コストがかかってくるから最初の設計の範囲でおさめてしまうという疑いのあるやり方が各地で横行している。これでは不安はぬぐえない。 […] −−東京電力柏崎刈羽原発の安全性を検討する新潟県の技術委員会(※2)の委員をしているが 立石さん 今は東京電力福島第1原発事故の検証を進めているが、県技術委員会の議論は規制委の審議よりはるかに深いと思う。新潟にとっては中越沖地震(※3)による被災、それに続く福島事故によるショックが大きかったこともある。 −−鹿児島県は原発の安全性を審議する専門家組織がない。県議会の原子力安全対策等特別委員会もなくなった 立石さん それはちょっと驚き。それでは、国がOKしたら、ソフト面を含んだ科学的問題点を国や電力事業者に対して指摘し、その解明や対策を求めるということが十分に科学的根拠を持って言えないのではないか。原発という事故を起こせば取り返しのつかない巨大構造物の安全性について国に任せておけばいい、国の判断でいいということにはならないと思う。県で改めて議論する場は必要。 それに、県の段階で議論することは、何が問題になっているか県民にとっても見えやすいと思う。地元メディアも取り上げやすい。第三者の専門家が審議することにより、緊張関係が生まれる。県は原発の安全を監視するため、国や電力会社に対してきちんとした緊張関係を持つべきだ。 […] もっと読む。
高浜原発1・2号機、耐震性の確認先送り 40年超審査 via 朝日新聞
[…] 東京電力福島第一原発事故後、原発の運転期間を原則40年とし、規制委が認めれば1度だけ最長20年延長できる制度ができた。高浜1、2号機の場合、経過措置で猶予された今年7月の期限までに、安全対策の基本方針の許可、工事計画の認可、運転延長の認可の三つが必要になる。 規制委は2月、40年を超える原発で初めて、安全対策の許可の前提となる審査書案を了承。この日の定例会では、耐震設計のもとになる地震の揺れの想定が引き上げられたことなどを踏まえ、格納容器内の重要設備を実際に揺らす試験で耐震性を確かめる方針を決めた。 ただ、試験の時期は、工事計画認可を経て対策工事が終わった後の設備検査の段階でよいとした。関電によると、対策工事には年単位の時間がかかるという。工事計画認可は、海外の同様の原発の事例や1、2号機の耐震性の解析結果などをもとに判断する。 実際に揺らす試験で耐震性が不十分となれば、設備検査を通ることができず、再稼働できなくなる。ただ、関電は新たな耐震対策を追加して工事計画認可を受け直すことができ、運転延長の認可は覆ることがない。規制委の担当者は「安全性を高める方向の変更であれば、申請は止められない」と話した。関電によると、高浜1、2号機の再稼働は早くても2019年秋以降になる見通し。(東山正宜) もっと読む。
In the X-ray lab, gear is key via Marketplace (NPR)
“Interventional cardiologists work in an X-ray suite. The total amount of X-ray radiation that a patient gets per one procedure isn’t really that much, but if you spend a career — 30, 40 years, every day — in the X-ray … Continue reading
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Tagged catarracts, fatal cancers, interventional cardiologist, labor, Prospero Gogo, thorax, thyroid, x-ray exposure
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東日本大震災の「トモダチ作戦」 美談の裏で健康被害と訴訟 via Livedoor News
(抜粋) トモダチ作戦中に被ばくし、健康被害を受けたとする米兵ら8人が東電と日本政府を相手取り、 損害賠償を求める訴えをカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に起こしたのは2012年12月のことだった。3年数か月が過ぎ、原告側代理人のポール・ ガーナー弁護士は電子メールを通じて本紙の取材に「原告は275人を超え、今も増えている」と答えた。 原告側は、東電が放射能に関する正しい情報を出さなかったため、被ばくしたと主 張。訴訟の動きを追ってきた横須賀の呉東正彦弁護士によるとこの間、被告から日本政府が外れ、ゼネラル・エレクトリックと東芝、日立など福島第1原発のプ ラント建設に関わった4社が追加された。原告側は10億ドル(約1130億円)以上の基金設立を求めており、治療費等に充てることを考えている。 この裁判は現在も“入り口論争”が続いており、本格的な審理に至っていない。両弁護士によると東電は却下を求めたが否定され、日本での審理要求も14年と 15年6月に退けられたが、サンフランシスコの連邦巡回控訴裁(高裁に相当)に中間上訴。昨年11月に和解協議も行われた一方、裁判管轄をめぐる争いは終 わっていない。 「東電は原告のほとんどが日本の土を踏んでいないのに、この件は日本で裁かれるべきだと考えている。すでに3人が亡くなり、ほかに若い水兵の死因が調査中。一日も早く口頭弁論が始まってほしい」(ガーナー氏) レーガンは福島第1原発1号機が爆発した11年3月12日、目的地を韓国から日本に変え、4月までトモダチ作戦に参加。乗組員は被災地へ物資を送り、艦載 機の離着陸や機体整備等に携わった。福島沖から青森・八戸沖まで太平洋を北上し、南下。風は海側に向かって吹く日が多く、同原発から150~180キロを 通過した同13日、230キロの16日、放射性物質が雲のような塊になって流れる「放射性プルーム」に遭遇した。強い被ばくがあったとみられる。 原告の陳述書を読んだ呉東氏によると、世界各地を回ったレーガンが11年9月にサンディエゴ帰港後、体に異常が生じた乗組員が相次いだ。白血病や脳腫瘍、 精巣腫瘍、甲状腺がん、記憶喪失、頭痛、吐き気、弱視、生理異常…。38歳のヘリコプター整備士が骨肉膜腫で死亡し、別の空母エセックスの26歳ヘリ整備 士も急性リンパ性白血病で命を失った。ガーナー氏によると、作戦後に妻が妊娠した男性の子は脳と脊椎のがんで18か月の短すぎる生涯を終えた。 呉東氏が入手したレーガンの航海日誌には、16日深夜に「放射性プルームに入った」後、17日早朝に「出た」と書かれている。同原発では14日に3号機の 爆発、15日に格納容器等の破損による2号機からの大量放射能漏れが起こり、後日も放射性物質が海側に流れたとみられる。一連の健康障害と原発事故の因果 関係は「100%」とガーナー氏。呉東氏も「軍隊に入った健康な20代、30代の若者にこれだけの症状が発生するのか。放射能の集団的な影響としか考えら れない」と話す。 症状悪化で除隊せざるを得なくなった原告も多い。海軍や米政府にも、因果関係を認めて支援、補償する姿勢はみられな い。呉東氏によると、米海軍は議会の求めで健康調査を行ったが、トモダチ作戦参加者と非参加者の間に優意な差がみられなかったとの結論が出されたという。 しかし、ガーナー氏は「人道援助の使命に力を尽くした若者らには妙薬が授けられるべき。これは一人の人間がトモダチに負った“ツケ”である。法に従って支 払われなければならない」と訴える。 全文は東日本大震災の「トモダチ作戦」 美談の裏で健康被害と訴訟 当サイト既出関連記事: トモダチ作戦、称賛の陰で 元空母乗組員ら健康被害訴え via 朝日新聞 (Oct. 1, 2015) Total blackout of Fukushima truth by U.S. … Continue reading
The Fukushima accident has not served as a wake-up call in Japan via Bulletin of the Atomic Scientists
The Japanese government insists that nuclear safety has been enhanced after the Fukushima accident due to the enforcement of new regulatory standards, which Prime Minister Shinzo Abe has referred to as the world’s best, and the new nuclear safety regulatory … Continue reading
Posted in *English
Tagged East Japan Earthquake + Fukushima, energy policy, health, Japan, Radiation exposure, Tadahiro Katsuta
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福島第一原発、建屋内で汚染水漏れ 推定5.3トン via 朝日新聞
東京電力は23日、福島第一原発のセシウム除去設備が入る高温焼却炉建屋内の配管で汚染水が漏れたと発表した。建屋の外には漏れていないという。漏れた水に含まれる放射性物質の濃度は、セシウムが1リットルあたり38万3千ベクレル、ベータ線を出す物質が同48万ベクレル。漏れた量は推定5・3トンで、ポンプで回収中という。 東電によると、建屋内で23日午前に作業員らが配管1本を切断する改造工事をした。その後、別の建屋の放射性物質除去設備を動かしたところ、配管の切断された部分から汚染水が床に漏れ出たという。 続きは福島第一原発、建屋内で汚染水漏れ 推定5.3トン