日本原子力研究開発機構(JAEA)は11日、東京電力福島第1原発の原子炉建屋内などで放射線量を3次元で把握できる小型の特殊カメラを開発したと発表した。来年度からの実用化を目指しており、将来的には小型無人機「ドローン」やロボットに搭載し、遠隔で建屋内の汚染分布を調べる。
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原子力機構は、第1原発3号機のタービン建屋内で実証実験を行い、局所的に放射線量が高い場所を把握できたという。また帰還困難区域ではドローンに搭載しての測定試験も行っており、担当者は「第1原発での活用を目指し、研究を進める」としている。