Daily Archives: 2017/08/05

沈黙の声は未来を語る 原爆忌に考える via 中日新聞

[…]  「この先が、林京子さんの小説『祭りの場』の舞台です」  日本学術振興会特別研究員の四條知恵さんに、教わりました。  四條さんは広島生まれ。広島平和記念資料館の学芸員を務めたあと、今は長崎大に籍を置き、“手のひらからこぼれ落ちていきそうな”被爆の記録と被爆者の記憶を集める仕事をしています。  ことし二月に亡くなった作家の林京子さんは、大橋工場に動員された勤労学徒の一人。十四歳の時でした。その日のことを克明につづった「祭りの場」という作品で、芥川賞を受賞した。被爆からちょうど三十年後のことでした。  正門のすぐ内側に立つ、長崎師範学校(現長崎大教育学部)の慰霊碑の周りでは、九日の慰霊祭の準備が始まっていて、ただ黙々と夏草刈りに汗をかく人の背中にも、祈りが見えるようでした。 「今」を描き続けた人  長崎の街そのものがそうであるように、兵器工場跡のキャンパスも、凝縮された記憶を宿すタイムカプセルなのかもしれません。  「歩いていると、被爆当時の光景が、立体映像のように立ち上がってくることがあるんです」。案内の足をふと止めて、四條さんが言いました。  四條さんは一方で、被爆者個々に異なる記憶や体験が「怒りの広島」「祈りの長崎」というレッテルや、「恒久平和」「核廃絶」のスローガンへと安易に集約されてしまうことには、違和感を覚えます。林さんが「被爆作家」と呼ばれることをいやがったのと、恐らく同様に。  <八月九日をなぜ私が書くか…>。林さんは「残照」という短編の中で、打ち明けます。  <被爆者である私は九日の再発を怖(おそ)れ、(息子の)桂に伝わるかもしれない後遺症を怖れて、桂の父親が愛想をつかすほど不安を訴えてきた。(中略)思想にも政治にも無縁な、親と子が無事に生きていたいための、個人的な苦悩から出発した仕事なのだ>と。  林さんは、“自ら血を流すようにして”現在進行形の不安や恐れを描き続けた人でした。過去よりも「今」を記した人でした。  それはそのまま、平凡な日常や命の尊さを訴える、同時代への警鐘でもありました。  <アメリカ側が取材編集した原爆記録映画のしめくくりに、美事(みごと)なセリフがある。-かくて破壊は終りました->  「祭りの場」は、このように結ばれます。痛烈な皮肉でしょう。  私たちは今現に、米国の核の傘の下にいて、核兵器禁止条約に署名すらできない国、隣国が打ち上げるミサイルに右往左往しながらも、長崎原爆の数千発分ともされる核物質との“共存”を続ける国で、平然と日々を送っています。  一九四五年の八月六日と九日で、原爆の破壊が終わったわけではありません。七十二年の時を経た今もなお、原子の力はこの国を脅かし、蝕(むしば)み続けているのです。被爆地は未来を憂う預言者です。 平和とは何ですか?  帰り道、涼を求めて飛び込んだ長崎市内の“スタバ”の壁に、ことしも掲示されていました。  <長崎は戦後七十二年目の夏を迎えます。あなたにとって平和とは何ですか?>というメッセージ。この街の記憶も記録も文学も、今と未来のためにある-。預言者の言葉は、コーヒーショップの壁にも書かれているのです。 全文

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Mele’s Musings: Fear of nuclear event looms as Doomsday Clock nears midnight via Times Leader

Not since the days that Ronald Reagan was in office have I paid as much attention to the potential of nuclear war as I do now. […] So you can face victims of radiation poisoning and burns, the catastrophic loss … Continue reading

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HIROSHIMA DAY: 72 YEARS SINCE U.S. DROPPED ATOMIC BOMB, CAN THE WORLD BAN NUCLEAR WEAPONS? via Newsweek

In the morning of August 6, 1945, the world witnessed the devastating impact of nuclear weapons for the very first time, when a U.S. plane dropped the atomic bomb “Little Boy” on the Japanese city of Hiroshima. Around 140,000 people … Continue reading

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大廃炉時代の到来?中国電、島根原発1号機の廃炉に着手 via 日刊工業新聞

【広島】中国電力は島根原子力発電所1号機(松江市)の廃炉作業に着手した。2045年度の全設備の撤去まで4段階に分けて工事を進める。 (略) 原子炉本体の解体撤去は第3段階で、30年度から始める。 第1段階では作業者の放射線被曝を低減するための方法や、廃棄物発生量を高精度で評価するための調査が主体。正確なデータ取得に必要な周囲からの放射線影響を遮る遮蔽(しゃへい)体を設置する場所を21カ所決めるマーキングなども行う。 全文は大廃炉時代の到来?中国電、島根原発1号機の廃炉に着手

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UT course teaches first responders how to stay safe in a nuclear incident via Knoxville News Sentinel

The University of Tennessee Institute for Nuclear Security recently held a course on nuclear safety and security for East Tennessee first responders. The course, designed to give local law enforcement an understanding of nuclear security safety risks and responses, was … Continue reading

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セミナー 韓国人招き、脱原発の町づくり考える 高浜 /福井 via 毎日新聞

韓国で脱原発運動に取り組む青年らを招いて、原発に頼らない町づくりを考えるセミナーが4日、高浜町であり、市民ら約60人が参加した。講師を務めた脱核釜山市民連帯の〓聖敏(ペソンミン)さんは、韓国の文在寅大統領が脱原発方針を掲げたとの報道について、「本当に脱原発なのか、まだはっきりとしていない」との見方を示し、「注視する必要がある」と述べた。  セミナーでは、〓さんが、韓国に25基ある原発の現状や、今年6月に文大統領が「準備中の新規原発の建設計画を全面白紙化し、脱原発時代に向かう」などと、釜山郊外の古里(コリ)原発1号機の廃炉式典であいさつしたことなどを説明した。しかし、〓さんは「文大統領は大統領選では脱原発を主張したが、大統領になったら『世論に耳を傾ける』と言い出した」などと話した。 続きはセミナー 韓国人招き、脱原発の町づくり考える 高浜 /福井  

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「市民が脱原発後押しを」と指摘 広島の国際会議で識者訴え via 山陰中央新報

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の世界大会国際会議が5日、広島市で開かれた。台湾や韓国が脱原発にかじを切った経緯として、東京電力福島第1原発事故で機運が高まり、市民運動による後押しがあったことを専門家らが紹介。 (略) 台湾では、原発6基全てを2025年までに事実上、廃炉にする法律が可決された。しかし、台湾大の女性教授は、政権の不安定さや、電力会社の激しい抵抗が懸念される現状があるとして「引き続き市民運動が政治に働き掛けなければ政策は進まない」と指摘した。 全文は「市民が脱原発後押しを」と指摘 広島の国際会議で識者訴え

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