19日に発足丸5年となった原子力規制委員会で、東京電力福島第1原発と同型の「沸騰水型」の原発再稼働に向けた審査がヤマ場を迎えている。審査中の沸騰水型8原発10基のうち、東電柏崎刈羽(新潟県)に近く、初めて合格が出される見込みだ。審査申請から3年半になる東北電力女川2号機(宮城県女川町、石巻市)を含め、沸騰水型は審査が今後加速する可能性がある。
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[沸騰水型原発]原子炉内で発生させた水蒸気を発電用タービンに直接送る方式を採用している原発。熱効率が高く建設費も割安だが、蒸気に放射性物質が含まれるため管理の必要な範囲が広い。国内では東日本に多く、東京電力福島第1原発が事故を起こした。