福島第1原発事故 「自分の痛みとして感じて」 生業訴訟原告団、服部事務局長が講演 /鹿児島 via 毎日新聞

東日本大震災から11日で6年半になるのを前に、「『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟」(生業訴訟)原告団事務局長の服部浩幸さん(48)の講演会が4日、鹿児島市であった。服部さんは「(鹿児島も)いつ同じ目に遭うか分からない。自分の痛みとして感じることが必要だ」と訴えた。

 生業訴訟は、東京電力福島第1原発事故の被災者が東電と国を相手取った集団訴訟で、原告の居住地の空間放射線量を事故前の状態に戻すことや、慰謝料の支払いを求めている。

 服部さんは「(福島に)住み続けていいのか、他の場所で出産した方がよかったのではないかと自問自答している」と訴訟で意見陳述した女性の苦悩を紹介するなどして、原発事故の実相を説明。「(福島県には)200万人いるが、200万通りの被害、苦しみの在り方、受け止め方がある。数えようのない被害が広がっている」と話した。

 現行の東電の賠償ルールでは、支払う慰謝料が避難指示区域など地域に応じて決まっている。服部さんは「一方的に加害者が賠償範囲も決めるというおかしな状況が続いている。国と東電の責任を司法の場で明らかにし、救済制度を作り上げるのが最終目標」と訴訟の意義を話した。

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