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岩松了さんが福島モチーフに新作戯曲 「日常生活から問題探したい」via 毎日新聞

 岩松了さん(65)が東京電力福島第1原発事故による被災地・福島をモチーフに書き下ろした新作戯曲「薄い桃色のかたまり」が、高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」により、岩松さん自身の演出で上演される。軸となるのは、海沿いの線路の復旧工事。加害者の視点から被災地と向き合った前作「少女ミウ」に続き、震災から6年半を経た社会に問いかける。

(略)

岩松さんは07年「船上のピクニック」、11年「ルート99」で、蜷川演出とタッグを組んだ。

 「ルート99」は、軍事基地の問題に揺れる架空の島の物語だったように、「ゴールドでの蜷川さんとの仕事はずっと社会的な問題を題材にしてきました」。福島をテーマにすることは、蜷川さんが亡くなる1年ほど前に話をしていたという。

 昨年夏と今年の桜の季節の2度、現地を取材した。「夜の森地区(福島県富岡町)は避難指示が解除(帰還困難地域を除く)になって初めての花見の季節でした。ニュースにもなっていたので、いっぱい人がいるのかと思ったらあんまり人がいなくて、それが衝撃的でした。避難指示が解除されても、もしかするとそのまま帰らないかもしれないという感じが強い。考慮すべき問題が多いと思ったのが春に行った時に感じた一番大きなことでした」

 「薄い桃色」のための取材ではあったが、「印象が強くて」2回目の取材直後に書いた「少女ミウ」でも被災地をテーマに据えた。「お互いが呼応している。一つの方向に走る意味でもいいなあと思いました」

(略)

民家や復旧工事現場に出没するイノシシが放射能に重なり、被災のショックで色彩を奪われた恋人といった象徴的なイメージも用いながら、独特のタッチでつづる。

 「演劇で何を表現しようとしているかってことと、社会的な問題を制裁しようとしていることの違いがある気がする。演劇で原発反対と言ってもしょうがないってこともまずある」とスタンスを明快に示す。その上で「日常生活、現実の中から問題を探していきたいという思いがすごく強い。どこか自分に返ってくる問題として扱わないといけないと思っています」。

 公演は21日~10月1日、さいたま芸術劇場インサイド・シアター。同時に、高齢社会における芸術文化の可能性を考える「世界ゴールド祭」のキックオフイベントとして21~24日、シンポジウムなどがある。問い合わせは0570・064・939。「薄い桃色のかたまり」と「少女ミウ」の2本を収録した単行本(四六判)が白水社から9月26日発刊。【濱田元子】

全文は岩松了さんが福島モチーフに新作戯曲 「日常生活から問題探したい」

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