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Daily Archives: 2018/02/10
大間原発訴訟 函館市が火山リスク再指摘 立地不適を主張 via 毎日新聞
青森県大間町で建設中の大間原発を巡り、北海道函館市が国とJパワー(電源開発)に建設差し止めを求めた訴訟の第15回口頭弁論が9日、東京地裁であった。市側は、火山の噴火リスクを巡って四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを命じた昨年12月の広島高裁決定を踏まえ、準備書面で「大間原発も立地が不適だ」と主張した。 これまで市側は、原発敷地から約26キロ離れた津軽海峡の海底に位置する「銭亀カルデラ」について将来、噴火する危険性を指摘。Jパワー側は「約5万年前に1回しか活動履歴がなく、将来の噴火可能性はないと判断できる」と反論していた。 この日、市側は準備書面で、原子力規制委員会の火山影響評価ガイドを厳格に適用し「阿蘇カルデラについて、過去最大の噴火規模を想定すべきだ」などと指摘した広島高裁決定を引用。「火山ガイドに忠実に判断すれば、1回しか活動履歴が確認できなくても『火山活動が収束する傾向が顕著』と言えるはずがない。電源開発の評価は明白に誤りだ」と主張した。 […] 全文
原発事故風化に危機感共有 宇都宮で「7年目の課題」シンポ via 東京新聞
二〇一一年の東京電力福島第一原発事故の影響を受けた栃木、茨城、福島各県の大学研究者が「事故後七年目の課題」を考える公開シンポジウムが九日、宇都宮市の宇都宮大峰キャンパスであった。[…] 藤原哲也) 県境を越えて被災地の問題を共有しようと、同大の多文化公共圏センター福島原発震災に関する研究フォーラムなどが主催。約百人の聴衆が耳を傾けた。 基調講演は「不可視化される低認知被害」のタイトルで、同大の清水奈名子准教授、茨城大の原口弥生教授、福島大の荒木田岳准教授の三人が登壇した。 清水准教授は社会的認知度が低く、十分な対策が講じられていない被害を「低認知被害」と定義し、栃木県内に残る放射性物質の汚染や、全県規模の健康調査が行われていない問題を指摘した。 その上で、被害への無理解や誤解から偏見が生まれやすいと指摘。「県境を越えて連携し、開かれた議論が必要だ」と強調した。 原口教授は福島から茨城への避難者に触れ、避難の長期化で賠償問題など原発事故への意識が、避難者の中で多様化している現状などを報告。低認知被害でも責任の所在を明らかにする重要性を話した。 家族が今も新潟県内に避難している荒木田准教授は、事故の矮小(わいしょう)化が社会からルールや信頼を喪失させたと主張。「原発事故の実態を考えずに、今の社会を立て直すことはできない」と強い口調で語りかけた。 パネルトークには五人の研究者が登場。講演した三人の意見に同調しながら、市民活動や地域の大学が果たす役割などを話し合っていた。 全文
地震で液状化の場合 原発損傷の恐れ 柏崎刈羽 東電、地元に説明せず via 新潟日報
東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の重大事故時の排気設備「フィルター付きベント」が、地震で液状化が起きた場合にその影響で基礎を支えるくいが曲がるなど損傷する恐れがあることが9日、分かった。安全対策の重要設備の問題にも関わらず、東電は県や地元などに説明していなかった。こうした東電の姿勢にあらためて批判が集まりそうだ。 東電は地盤改良などの対策工事を計画しているが、「設計が難航し、終了時期は見通せない」としている。 7日には地元住民が同原発の安全性について議論する「原発の透明性を確保する地域の会」が柏崎市で開かれ、地元自治体の首長や地域住民らが参加したが、東電は重要設備に液状化への対策が必要になったことに触れなかった。8日の所長会見でも詳しい説明はなかった。 […] 東電は最悪の場合、くいが変形し「ベント設備に影響を及ぼす可能性がある」としながらも、「ある程度余裕を持った設計をしている。機能を喪失するかは詳細に評価していないので分からない」と説明した。 ベント設備の他にも非常用の電源車を設置する予定地など、複数の設備が液状化の影響を受ける恐れがあることが新たに判明した。今後、同様の影響を受ける設備が他にないかを調べる方針だ。 柏崎刈羽原発6、7号機は、昨年12月に原子力規制委員会による審査に「合格」した。東電は「個々の設備については(設備の詳細設計をまとめた)工事計画の認可を受ける際に確認してもらう」としている。 東電は規制委の審査で、1~4号機側の防潮堤が液状化によって傾く恐れがあると指摘を受けていた。ほかの設備でも液状化の影響がないか調べていた。 全文
排気設備、液状化で損傷も 柏崎原発6、7号機 via 日本経済新聞
東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)で、重大事故時に原子炉格納容器の破損を防ぐ排気設備「フィルター付きベント」について、地震で地盤が液状化した際、基礎を支えるくいに損傷が生じる恐れがあることが10日、分かった。東電は「機能を喪失するかは不明だが、影響を与える可能性がある」として、地盤の改良工事を進める方針。 東電によると、フィルター付きベントは複数のくいを地下の岩盤に打ち込むことで設備の基礎を支える。地震で地盤が液状化すると、設計時に想定した以上の力が加わり、くいが曲がるなどの損傷が生じる恐れがあることが最近の調査で判明したという。 また、非常用電源車の設置予定地など、複数の設備が液状化の影響を受ける可能性があるとしており、今後調査を続ける。 柏崎刈羽原発6、7号機は昨年12月、新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査に正式合格。その過程で、1~4号機側の防潮堤は液状化で損傷の恐れがあるとの指摘があり、東電は他の設備についても調べていた。 […] 全文
Hopi and Navajo Miners Protest the Closure of the Largest Coal Plant in the West via Reader Supported News (Grist)
By Justine Calma, Grist […] The coal plant provides steady employment for nearby Native American communities and funds public services. But it also leads them to lean heavily on the mining industry and takes a toll on people’s health. As natural … Continue reading
Trump administration halts penalties against firms that punish nuclear whistleblowers via The Washington Post
The Department of Energy has temporarily halted an Obama administration regulation that allowed for civil penalties against federal nuclear contractors that retaliate against whistleblowers who report waste, fraud, abuse and dangerous conditions. In procedural rules published in the Federal Register, the … Continue reading
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原発事故風化に危機感共有 宇都宮で「7年目の課題」シンポ via 東京新聞
二〇一一年の東京電力福島第一原発事故の影響を受けた栃木、茨城、福島各県の大学研究者が「事故後七年目の課題」を考える公開シンポジウムが九日、宇都宮市の宇都宮大峰キャンパスであった。基調講演とパネルトークを通じて出席者は、現在も続く被害の現状を報告し、事故の風化が急速に進む危機を訴えた。 (藤原哲也) (略) 基調講演は「不可視化される低認知被害」のタイトルで、同大の清水奈名子准教授、茨城大の原口弥生教授、福島大の荒木田岳准教授の三人が登壇した。 清水准教授は社会的認知度が低く、十分な対策が講じられていない被害を「低認知被害」と定義し、栃木県内に残る放射性物質の汚染や、全県規模の健康調査が行われていない問題を指摘した。 その上で、被害への無理解や誤解から偏見が生まれやすいと指摘。「県境を越えて連携し、開かれた議論が必要だ」と強調した。 原口教授は福島から茨城への避難者に触れ、避難の長期化で賠償問題など原発事故への意識が、避難者の中で多様化している現状などを報告。低認知被害でも責任の所在を明らかにする重要性を話した。 家族が今も新潟県内に避難している荒木田准教授は、事故の矮小(わいしょう)化が社会からルールや信頼を喪失させたと主張。「原発事故の実態を考えずに、今の社会を立て直すことはできない」と強い口調で語りかけた。 全文は原発事故風化に危機感共有 宇都宮で「7年目の課題」シンポ
地震で液状化の場合 原発損傷の恐れ 柏崎刈羽 東電、地元に説明せず via 新潟日報
東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の重大事故時の排気設備「フィルター付きベント」が、地震で液状化が起きた場合にその影響で基礎を支えるくいが曲がるなど損傷する恐れがあることが9日、分かった。安全対策の重要設備の問題にも関わらず、東電は県や地元などに説明していなかった。こうした東電の姿勢にあらためて批判が集まりそうだ。 東電は地盤改良などの対策工事を計画しているが、「設計が難航し、終了時期は見通せない」としている。 7日には地元住民が同原発の安全性について議論する「原発の透明性を確保する地域の会」が柏崎市で開かれ、地元自治体の首長や地域住民らが参加したが、東電は重要設備に液状化への対策が必要になったことに触れなかった。8日の所長会見でも詳しい説明はなかった。 ベント設備は、原発の重大事故時に原子炉格納容器が壊れるのを防ぐ排気設備で、6、7号機の原子炉建屋外にそれぞれ設置されている。東電によると、複数のくいを固い岩盤に打ち込んで基礎部分を支えている。しかし、液状化が起きれば設計上想定していた以上の力がかかることが、東電の解析で判明した。 東電は最悪の場合、くいが変形し「ベント設備に影響を及ぼす可能性がある」としながらも、「ある程度余裕を持った設計をしている。機能を喪失するかは詳細に評価していないので分からない」と説明した。 (略) 東電は規制委の審査で、1~4号機側の防潮堤が液状化によって傾く恐れがあると指摘を受けていた。ほかの設備でも液状化の影響がないか調べていた。 全文は地震で液状化の場合 原発損傷の恐れ 柏崎刈羽 東電、地元に説明せず