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教諭の行為について生徒と保護者は
教諭の行為について1年生の生徒は「黙っていると首を絞められたり声を出すためだと言って腹を強く押されたりした。1学期は嫌なことが多かった」と話していました。生徒の母親は「息子は声が小さいという理由で『毎日のように暴力を受けていた』と話しています。
学校からは『コミュニケーションの一環』などと説明を受けましたが、納得がいかず許せません」と訴えています。
この生徒の同級生の母親は「中学校に入ってから子どもが学校のことを話さなくなりました。こういうことがあると安心して子どもを学校に預けることはできません」と話しています。
さらに別の生徒の母親は「子どもたちは男性教諭に対して恐怖を感じ、精神的に追い詰められています。中学校の仮設校舎は狭く、ほかの教諭は知らなかったのか疑問です」と学校の対応に不満を感じていました。
全校生徒は11人 いずれも避難を経験
東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町は、今も全域で避難指示が出されています。原発からおよそ4キロほどの場所にある双葉中学校は、町にあるただ1つの中学校で事故のあと授業を休止していましたが、平成26年の春に避難している住民が多いいわき市で授業を再開しました。
その年の夏からは新たに建設された仮設の校舎で授業を行っています。
現在の全校生徒は11人でいずれも避難を経験し、複数回、転校した子どももいるということです。