北海道電力が泊原発(後志管内泊村)の維持費として、2012年度から4年間に3087億円を支出したことが同社の有価証券報告書で分かった。16年度の支出額も500億円を上回ったとみられ、5年間の経費は3500億円超となったもようだ。泊原発は12年5月5日の運転停止からまもなく5年で、維持費がかさむ実情が浮き彫りになっている。
12年度からの4年間、維持費は毎年700億円台で推移。11年3月に起きた東日本大震災の影響がほぼない10年度の原発への経費1087億円と比べた割合は67~73%となり、稼働時の7割の維持費が毎年掛かったことになる。北電によると、泊原発では運転停止中でも約1500人が働く。
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