Monthly Archives: September 2016

故郷奪った福島原発 「原子力明るい未来のエネルギー」標語考案者の大沼勇治氏に聞くvia長週新聞新聞

[…] 大沼氏は双葉町の入口に掲げられた原発PR看板「原子力明るい未来のエネルギー」の標語を子どもの頃に考案して表彰された過去を明かし、震災後は「明るい未来」どころではなくなってしまった双葉町や福島の実情を伝えるために、全国各地を訪れて講演などで思いをのべている。近年は福島がどうなっているのか、とりわけ双葉町や大熊町がどうなっているのかは、まるで報道管制でも敷かれたように表に出てこない。そして原発に翻弄された一般住民を東電と同列の「加害者」のように叩く構造もあるなかで、いいたいことをあからさまにいえない力も加わっている。その声なき声を伝えることを重視し、以下、大沼氏が撮影した写真とともにインタビュー形式で紹介する。 「。。。」Q 福島第1原発事故が起きてからの変化はどうだったか。  A 原発で成り立ってきた町は、事故が起きてから一変した。私も家とアパートのローンが残ったまま出ていかなければならず、その後もローンは払い続けて補償金で完済したが、無人のアパートは汚染されているので、もう貸すこともできない。自宅もおそらく解体するしかない。人口に見合わないのに電源立地交付金で建てた立派な駅や役場なども何の意味もないものになってしまった。それらのハコモノができたからといって、潤ったのは工事に携わった人ぐらいで私たち住民の生活がよくなるわけでもなかったのだが…。東電の補償金でローンは終わり、残った補償金で土地を探した。土地と建物を探すときも、福島では避難者がいっぱいで地価も上がっていたので、茨城に土地を買った。震災の年とその2年後に子どもが生まれ、幼稚園にも通わせなければならない。茨城だったら東京からも1時間半、福島には4時間ぐらいで行くことができるのでそうした。  原発事故に直面している者として、30年以上にわたって反対している人たちと交流することは大切だし、家族でデモに参加することで祝島の人たちと共感しあえたらいいと思って上関に来た。 […] 今、福島原発の復旧作業のための作業員でいわきなどの宿舎やホテルもいっぱいになっている。そういう人のための宿舎をやれば2150万円くらいの補助金が下りる。コンビニなどを開いた人にも国が補助金を出して住民の帰還を促している。住民票を移して自分もいなければならないのが条件だが、そこまでして戻りたいという人はあまりいない。メディアがコンビニなどを映して復興しているかのように伝えているが、現実には人などほとんどいない。  私は福島の現状を講演しながら回っているが、私がこの地域のことを知らないように、遠くなればなるほど、五年半前のことはもう話さなくてもいいという空気も感じる。また、福井など原発を推進しているようなところへ講演に行くのは、やはりおっかないなという思いもある。ネットなどでも「原発を推進していたくせになんだ」「虫が良すぎる」という書き込みを見かけたりする。しかし逆に、このような境遇になったからこそ思いを伝えられる。福島第一原発があのような状況になって、原発を推進する人はいないと思う。双葉町民の心情もそうだと思う。ただいいづらくていえない。双葉町民で脱原発を訴えている人に出会わないのは、家族や親戚、周囲に勤めている人がいるとかが大半だからだと思う。  双葉町は、「原子力明るい未来のエネルギー」の標語とまったく反対の運命をたどってしまった。この看板は今年3月4日に「老朽化して危険だ」という理由で撤去されてしまった。双葉町の負の遺産である看板を残してほしいという署名は6500筆にのぼったが叶わなかった。看板よりも撤去されるべき倒壊家屋は無数にあり、なにより撤去してほしいのは原発だ。そして町長が「看板の老朽化」よりも心配しないといけないのは、5年半も避難生活を送っている双葉町民のことではないだろうか。そのような心配よりも真っ先に看板を撤去するのはなぜなのか。「大事に保管する」といっていた看板は今シートに包まれ、草に覆われている。双葉町が行き着いた先は「明るい未来」ではなく、人がいなくなり赤信号だけが点滅する暗い町だ。いくら看板を撤去しても過去は永遠に残る。 […] Q 原発事故を経験した双葉町民として、上関や全国の人人に伝えたいことは何か。  A 上関町の景色を見て、原発に30年反対してきた気持ちに共感できる。たった1回の事故で、これから先もいつ帰れるかわからないが、そのようななかで解除しようとしている。国は補償金を払いたくないので、被災者の立場ではなく「復興」を無理矢理させようとしているのを感じる。原発ができれば町が発展するという“嘘”というか、“魔法”で信じ込ませるやり方は上関も双葉も同じだ。建てれば最初の何年かは町財政も右肩上がりだが、それが次第に下がってくるとまた増設、増設になり、麻薬のように依存していく。1回建ててしまうと必ずそうなってしまう。交付金がおり続けるわけでもなく、その交付金もハコモノに化けてしまう。 […] もっと読む。

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社民県連、野党各党と協議へ 原発再稼働、慎重な候補を /新潟via 毎日新聞

社民党県連は5日、新潟市中央区で幹事会を開き、任期満了に伴う知事選(29日告示、10月16日投開票)への対応を協議した。県連には、唯一立候補を表明している森民夫長岡市長(67)から推薦要請が届いているが、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡る姿勢が分かりづらいとして保留。7月の参院選に続き、原発再稼働に慎重な候補の擁立を模索し、野党各党と協議する方針を決めた。 […] もっと読む。

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Government has been urged to demand Sellafield’s closure via The Irish Times

The Government has been urged to demand the complete closure of the Sellafield nuclear site on the west coast of Britain after a BBC programme raised concerns about safety at the facility. The Panorama investigation was prompted by a former … Continue reading

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福島県内の4カ所で森林を除染 秋以降、モデル地区対象に via 福島民友

 政府は6日、東京電力福島第1原発事故の放射性物質で汚染された森林の除染に向けた実証実験を、福島県広野町の サッカー施設「Jヴィレッジ」周辺など県内4カ所のモデル地区で実施すると決めた。今秋から順次着手して2019年度までに終え、除染効果を検証する。モ デル地区は今後、計10カ所にまで増やす予定だ。 (略) 現在は原発事故の対応拠点となっているJヴィレッジ周辺では、森林5ヘクタールを含む11ヘクタールが対象。住民らが再び遊歩道を散策できるようにする。川俣町では森林2ヘクタールの利用再開を目指す。 全文は福島県内の4カ所で森林を除染 秋以降、モデル地区対象に

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Treated Fukushima Water Safe for Release, Tepco Adviser Says via Bloomberg

Treated water from Tokyo Electric Power Co. Holdings Inc.’s wrecked Fukushima nuclear plant north of Tokyo is safe to be released under controlled circumstances into the nearby Pacific Ocean, an independent adviser to the utility said. “It is much better … Continue reading

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福島第一原発の凍土壁が台風10号の影響で溶解、汚染水が流出 via 財形新聞

あるAnonymous Coward曰く、 先日東日本を中心に大きな被害を引き起こした台風10号による大雨の影響で、東京電力福島第一原発の凍土壁が2カ所で溶けていたそうだ(朝日新聞)。 凍土壁は汚染水の海への流出を防ぐために設置されたが、完全には凍らない状況で運用が行われていた(過去記事)。今回大雨で大量の水が流れ込み、これによって凍土壁の2か所が溶け、汚染水が凍土壁外に流れ出ているという。東京電力は薬剤を用いて再凍結を促進する工事をするようだ。 続きは福島第一原発の凍土壁が台風10号の影響で溶解、汚染水が流出 関連記事: 福島第1原発、建屋流入の地下水量倍増 台風の降雨で via 日本経済新聞  東京電力は5日、今年に入ってから1日当たり200トン前後だった福島第1原子力発電所1~4号機の建屋地下に流入する地下水の量が、8月の台風に伴う降雨の影響で同月下旬に約400トンに急増したと発表した。

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日本、東京五輪・野球競技を福島で開催推進…放射能安全性に賛否 via中央日報

2020年東京オリンピック(五輪)の野球とソフトボール競技が、原発事故が発生した福島で開かれるのだろうか。 […] 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は福島で野球とソフトボールの1次予選を行う方向で国際オリンピック委員会(IOC)理事会の承認を申請する予定だ。競技場候補にはプロ野球の試合が開かれているあづま球場やいわきグリーンスタジアムなどが挙げられている。これら競技場は東日本大震災で閉鎖された福島第一原子力発電所からは60~90キロ離れている。 このような計画は福島の安全性を広報するためだが、日本政府によるこのような計画が実現化するかどうかはまだ未知数だ。福島地域が放射能汚染でまだ安全ではないという認識が払拭しきれていないためだ。 全文を読む。

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The Link Between Uranium From the Congo and Hiroshima: A Story of Twin Tragedies via Truthout

On August 6 — Hiroshima Day — I participated in a groundbreaking event at the South African Museum in Cape Town entitled The Missing Link: Peace and Security Surrounding Uranium. The event had been organised by the Congolese Civil Society … Continue reading

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10% return to Fukushima town since evacuation order lifted in ’15 via The Asahi Shimbun

NARAHA, Fukushima Prefecture–Only 10 percent of Naraha residents have returned home near the stricken Fukushima No. 1 nuclear plant in the year since the evacuation order was lifted, a rate that could threaten the town’s survival. More than half of … Continue reading

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九電、川内原発停止要請に応じず 三反園知事「遺憾」via 朝日新聞

九州電力の瓜生(うりう)道明社長は5日午前、鹿児島県庁を訪れ、三反園訓(みたぞのさとし)知事から受けた川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の停止要請に対する回答書を知事に手渡した。「直ちに停止する」との求めには応じず、10月以降の定期検査入りまで稼働する方針を正式に示した。 一方、九電は避難計画見直しへの支援や、情報発信の強化などには応じる姿勢だ。九電の瓜生社長は三反園知事に対し、「知事の要請を重く受け止め、県民の皆様の不安を軽減する新たな対策を取っていきたい」と述べた。 これに対し、三反園知事は「私は熊本地震を受けて原発をいったん停止して再点検すべきだと強く要請した。この回答書は極めて遺憾だ。必要があれば改めて要請したい。原発が安全だという意識を捨てて頂きたい」と述べた。 (略) 川内原発は三反園知事の要請にかかわらず、10月以降に法律に基づいた定期検査に入る予定だ。九電は1号機は10月から、2号機は12月から検査入りする計画にしていた。九電は定期検査の期間中に、知事が求めた原子炉圧力容器など7項目の検査に加え、要請にはない検査も自主的に進める方針だ。避難計画の見直しへの支援では、事故時に住民が避難するため九電が確保する16台の福祉車両も増やす考えだ。災害時に九電社員が福祉施設などに駆けつけることも約束する。 全文は九電、川内原発停止要請に応じず 三反園知事「遺憾」 当サイト既出関連記事: 川内原発、即時停止に応じず=鹿児島知事に週内にも回答-九電 via jiji.com

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