1954年の太平洋ビキニ環礁での米国による水爆実験の際、周辺海域にいた漁船の元乗組員らを対象にした健康相談会が1日、高知県土佐清水市で開かれた。県が主催し、同県室戸市での3月の相談会に続き2回目。
午前中に環境科学技術研究所(青森県六ケ所村)の田中公夫相談役ら専門家3人が放射線被ばくについて講演。田中相談役は、元乗組員の血液検査で染色体に通常と異なる結合などの異常が多くみられたと報告した。
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田中相談役は「乗っていた船の汚染状況と本人の体調を照らし合わせていくことが重要」と語った。
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