植え込みで高線量 市、公共施設を緊急点検へ 汚泥放置一因か 線量測定義務付けへ 柏の体育館 via 千葉日報

 柏市中央体育館(柏市柏下)の敷地内で、国の測定基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を上回る空間放射線量が測定されていたことが、6日までに同市などへの取材で分かった。既に除染は終了した。同市は、雨水配管などからの雨水の流出に加え、側溝清掃汚泥の不適正な処理も原因となったと判断。市内公共施設の植え込みや雨どい下を対象に、汚泥の処理状況や線量測定などの緊急点検を行うとともに、今後は業者らに側溝清掃時の線量測定を義務付ける方針だ。

東京電力福島第1原発事故以降、比較的線量の高い「ホットスポット」になった同市で再び高い数値が検出された。

市環境政策課によると、基準値を上回ったのは同体育館管理棟前の植え込み。

市外在住者から6マイクロシーベルトを検出したと報告を受け同課が1月5日に測定したところ、地表から高さ5センチで5・5マイクロシーベルト、国が測定基準とする同1メートルで基準値を超える0・32マイクロシーベルトが記録された。

同体育館では年に1、2回、空間放射線量の定期測定が行われているが、植え込みは人が通らないとして対象外だった。

(略)

地中には雨水ますと配管があるため、同課は原発事故後に放射性物質を含む雨水が漏れ出たのが原因と分析。また、同1メートルで基準値は超えなかったものの、同5センチで最大1・13マイクロシーベルトを検出した植え込みの他の地点では、側溝清掃で出た汚泥が捨てられているのが確認された。

汚泥について同市は、側溝清掃の際に線量が高かった場合は敷地内の地中に汚泥を埋めるよう委託業者に指導してきたが、「適正処理の周知が徹底されていなかった」(同課)という。

こうした状況から同課は今後、保育園や小中学校などの子ども関連施設、近隣センターなどの市内公共施設200~300カ所で、植え込みや雨どい下などに側溝汚泥や落ち葉が放置されていないか緊急点検し、確認された場合は、空間放射線量を測定する。高い数値が出た場所は除染を行う。

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