福島県飯舘村の菅野典雄村長は23日、東京電力福島第1原子力発電所事故で村内全域に出ている避難指示を、放射線量が高い地域を除き2017年3月末に解除するよう政府に要望すると明らかにした。同日開かれた村議会の全員協議会と行政区長会で示した。
菅野村長は記者団に「村が希望する時期に向かって、政府は責任を持って解除できる環境を整えてほしい」と話した。来月にも国に要望書を提出する。
ただ、行政区長会では放射線への不安のほか、農業などなりわいを再建する環境が整っていないなどの意見が出た。
菅野村長は、現在村外に避難している村立幼稚園と小中学校を18年4月に村内で再開することも明らかにした。
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