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Daily Archives: 2016/01/11
福島第1原発廃炉作業 見通し甘い汚染水対策を危ぶむvia 愛媛新聞
[…] 「リスクを低減できた」―東電幹部は昨年をこう総括した。楽観的にすぎよう。前進した部分は確かにある。例えば、建屋周辺の井戸から地下水をくみ上げる作業。浄化して海に放出する措置を昨年9月から始めた結果、1日300トンだった建屋への流入量は200トンに減った。 誤算が生じたのは、10月に完成した「海側遮水壁」だ。護岸に沿って鋼管を並べ、汚染地下水が染み出すのを防ぐ。護岸近くでくみ上げ浄化する手はずだったが、水量や放射性物質濃度などが予想を上回り、計画通り進まない。東電は1日400トンを建屋の地下に移送しているという。流入する地下水が減ったのに、処理が必要な汚染水を結果的に増やした見通しの甘さを猛省してもらいたい。 問題はまだある。遮水壁でせき止められた汚染地下水の水圧は、壁を傾かせるほどに高くなり、それまで大量に海に流れ出ていたことを裏付けた。容易に傾くようでは遮水効果に疑問も残る。さらに、雨水の排水路などを経由して高濃度汚染水が流出する事案も後を絶たない。 国や東電は、5年近くたっても流出を完全に止められない現状を重く受け止め、原発事故は今も続いているとの認識を新たにしなければなるまい。周辺環境への影響を国内外に説明する責任も肝に銘じたい。浄化後の海洋放出を含め、第三者機関による監視強化を求める。 一方、対策の切り札とされる「凍土遮水壁」は運用が見通せない。東電は建屋への流入だけでなく護岸付近の汚染地下水も減らせると、早期の凍結開始を主張する。しかし完全凍結する保証はない上、凍土壁ができたとしても、周囲の地下水位が建屋内の汚染水より低くなれば流出する危険がある。水位調整は容易ではあるまい。失敗はその後の作業の遅れに直結するばかりか、取り返しの付かない事態を招く可能性さえある。安全性の議論を尽くすべきだ。 繰り返される東電の場当たり的対応に鑑みれば、廃炉作業に国の積極的関与は欠かせない。出番はいくらでもある。汚染水対策は言うに及ばず、溶け落ちた核燃料の状態把握や取り出し技術の開発、国際協力も進めたい。近い将来、世界で多くの原発が廃炉の時期を迎えるのは明らかだ。福島第1原発の経験を国際社会が共有する仕組みを構築する必要があろう。 […] もっと読む。
Jeremy Corbyn on scrapping Trident: I want Britain to bring about a nuclear-free world via The Telegraph
Jeremy Corbyn has said Britain should be part of a “nuclear-free world” and suggested that he is prepared to speak at an anti-Trident CND rally. Mr Corbyn said that he wanted ordinary people to have just as much say in … Continue reading
Posted in *English
Tagged deterrence, Jeremy Corbyn, Nuclear free world, nuclear submarines, shadow cabinet, Trident
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Japanese student activist to keep up lifelong fight against nuclear arms via The Japan Times
YOKOHAMA – For aging atomic bomb survivors, it is a matter of grave concern whether their long-running campaign to see the abolition of nuclear weapons will be continued by the next generation, and just as important to them as passing … Continue reading
ビキニ被ばく 労災申請へ 福竜丸以外、がん発症元船員ら via 毎日新聞
1954年に太平洋ビキニ環礁で米国が実施した水爆実験で、静岡県のマグロ漁船「第五福竜丸」以外に周辺海域で操業していた漁船に乗り組み、後にがんを発 症した高知県内の元船員や遺族が、船員保険の適用による事実上の労災認定を求め、全国健康保険協会船員保険部に集団申請する方針を固めた。病気と被ばくの 因果関係を主張して補償を求める。元船員らを支援している市民団体「太平洋核被災支援センター」(高知県宿毛市)によると、10人前後になる見通しで2〜 3月の申請を目指す。第五福竜丸の元船員以外に船員保険の適用例はなく、認められれば救済の拡大につながる期待がある。 (略) 2014年9月には厚生労働省が同センターの請求に対し、第五福竜丸以外の被ばく状況を調査した文書を初めて開示した。た だ、当時の船員が浴びた被ばく線量は微量で、健康に影響する国際基準を下回るという見解だ。一方、岡山理科大の豊田新教授(放射線線量計測)らは同年、現 場の東約1300キロで遭遇した元船員の歯のエナメル質を調査し、最大414ミリシーベルトを計測したと報告した。これは広島原爆の被爆者が爆心地から 1.6キロで浴びた線量に匹敵するという。 原爆被害では、被爆者援護法は爆心地から3.5キロ以内で被爆したなどの条件を満たす人が、がんなど特定の病気になると「原爆症」と認める仕組み。原発作業員の場合、年間の被ばく線量を加味して被ばくと病気の因果関係が認められれば労災認定される。 ビキニ水爆実験に遭遇した元船員には救済制度はないが、第五福竜丸の元船員が船員保険の適用を受けた例がある。申請に当たっては豊田教授らの調査結果な どを示す考えで、聞間医師は「保険適用の可能性は十分にある。元船員や遺族の長年の苦しい思いを少しでも晴らしたい」と話す。多数の船が被害に遭ったとさ れる高知県内には数百人が存命しているとされ、同県は昨年、元船員を対象にした健康相談を実施した。 全文は ビキニ被ばく 労災申請へ 福竜丸以外、がん発症元船員ら
Nuclear tourism: travels in the shadow of the atomic bomb via The Telegraph
Sixty years ago, Las Vegas hosted parties in celebration of atomic explosions. These days, ‘nuclear tourism’, while still possible, is far more serious, says Chris Leadbeater […] It seems a remarkable and unlikely image now – but 60 years ago, … Continue reading
Posted in *English
Tagged Atomic Age, Hiroshima/Nagasaki, Nuclear Weapons, Radiation exposure, U.S.
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ロンブー淳 原発問題。都合の悪い歴史こそ残そう via 日刊スポーツ
(抜粋) 原発は「大丈夫だ」って言うけど「大丈夫じゃないっぽいな」とボクは思っています。でも、自分の目で見ていないのに「大丈夫じゃない」とは言いたく なかったので、行きました。Jビレッジとか、国道6号線とか。国道から海の方へ向かって、東京電力福島第1原発と第2原発の間の岬にも行ってみた。枯れた 草とかも当時のままで、線量計がずっとビービービービー鳴ってるんですけど、そんなことにも慣れちゃうんですよね…慣れちゃいけない事なのに…あまりにも 当たり前に鳴りっぱなしで、おかしな感覚になるんですよね。 国道6号沿いの田んぼに、汚染土が入った黒い袋を積んだ山みたいのがあるんですよね。震災から復興に向かってちょっと動いてるのかなと思っていたんですが、むしろ被害が広がっていると感じた。あの黒い山が被害そのものですよね。 今まで、どこにも言ってなかったですけど…、「美味しんぼ」で鼻血の話があったじゃないですか。実はボクも北茨城に行った次の日、朝起きたら、こ んな量がでるのかってくらい、吐血!?って思うくらい、布団が鼻血まみれになっていたことがあったんです。北茨城に行って興奮していたのか、いきなり線量 高いのに当たってそうなったのか、それはわからない…。今となっては調べようがないですからね。でも、だからこそ「美味しんぼ」のような話も、ボクはなく はないと思っていたんです。 ボクは自粛をするタイプの人間ではない方ですが、完全に黙ることを選びました。伝え方と、伝える時期って本当に難しい…でもあの時のボクは黙る事 を選びました…真意が伝わらないのも嫌だし、話がそれるのも嫌だったし、鼻血と放射能の因果関係、事実確認が取れてない事を言いたくなかったからです。こ うやって自分の言葉で伝えられて、捻じ曲げられず伝えられる場所があれば、あの時、鼻血が出た理由は分からないけれど、聞かれればしゃべるようにしていま す。 (略) 双葉町に「原子力明るい未来のエネルギー」っていう看板がありました。残したかったですよね…。ボクもツイッターで残そう、と呼び掛けたけれど。マイナス面を消し去るってことは、絶対しちゃいけないと思ってるんです。 東京電力が街にやって来て良いこともあったし悪いこともあった。事故も実際起きた。そこを全部知ることが歴史じゃないかと思うんです。戦国大名み たいに、“勝ったら都合が悪い歴史を塗り替えていく”みたいなことをしだしたら、これから先の人が見て学ぶ術や、情報を減らすことになってしまう。ああい うものって、残せるだけ残した方がいいとボクは思います。 当たり前のようにあの下を車がバンバン通って、何にも思わない時期もあった。むしろ「原子力ありがとう」っていう時期もあったはず。でも今あそこ の下をくぐる時には、ものすごいいろんなことを考えさせられる。だから、看板はあった方がいい。残していると都合が悪い人がいるんでしょうね…。すげえ必 死になって撤去しようとしたのが、ボクはなんか不自然だなと思いました。 政治家は事故は収束したっていうけれど、収束はしていないですよね。今年行ったJビレッジも、バスのピストン輸送がひっきりなしに動いていて…。 全文は ロンブー淳 原発問題。都合の悪い歴史こそ残そう
IAEA starts review of Japan’s nuclear regulator via NHK World
Experts from the International Atomic Energy Agency have begun their first review of Japan’s nuclear regulator since it was set up after the Fukushima nuclear disaster in 2011. Team leader Philippe Jamet told officials with the Nuclear Regulation Authority on … Continue reading
原子力規制委を初評価へ IAEAの調査始まる via NHK News Web
(抜粋) 原発事故の翌年に発足した原子力規制委員会は、今回初めてIAEAの評価を受けることになり、初日の会合では、調査チームのリーダーでフランス原子力安全 局のフィリップ・ジャメ委員が「日本の規制が原発事故を踏まえてどのように改善されているかを評価する。正直な意見を述べるので、さらなる改善につなげて ほしい」と述べました。 今回の調査では、今月22日にかけて、規制委員会の委員への聞き取りのほか、福島第一原発や福井県にある高浜原発の現地調査などが行われる予定です。 前回の評価は原発事故の前の平成19年に行われ、当時の原子力安全・保安院は、原発を推進する官庁から独立していることを法令で明確にすることや、検査制度の見直しなどを指摘されました。 原発事故を経て発足した規制委員会の下、見直された新しい規制基準などの制度や独立性や専門性が求められる審査や検査といった実務が、どのような評価を受けるか注目されます。 全文は原子力規制委を初評価へ IAEAの調査始まる
(電力を問う 原発事故5年:1)東電が負う「責任と競争」via 朝日新聞
(抜粋) 東電は、今年4月の電力の小売り全面自由化に合わせ、燃料・火力発電、送配電、小売りの三つの事業会社を置く持ち株会社制に移行する。機能別に分けて他社と提携を結び、競争を勝ち抜くねらいだ。掲げたスローガンは「挑戦するエナジー。」。そのお披露目の場だった。 広瀬は「福島の責任を全うします」と前置きした上で、こう説明した。 「挑戦者のスピリッツを呼び起こそう、厳しい状況を乗り越えていこう。そうした思いを込め、新しいスタートを切ります」 効果音も使いながら、華々しささえ感じさせる演出。だが、福島県の地元紙、福島民友新聞の記者の質問で雰囲気が変わる。 「時に手を広げて歩き回りながらのプレゼン(テーション)を、社長、福島県でできますか」 広瀬の表情はきつくなった。「東電はますますしっかりしないといけない。それが福島の責任を果たすことにもなる」。そう答えたが、同じように振る舞えるかには触れなかった。 (略) 13年3月、嶋田は全社外取締役の署名を入れた要望書を経産省に出した。政府に対応を迫る「連判状」とも言える内容だった。 「国の責任、費用分担のあり方があいまいで、経営改革は困難である」「国の方針に納得がいかないまま、現在の職を株主総会以降も続けることは株主にも不誠実。政府は総会後の経営体制を検討してほしい」 社外取締役は嶋田の言葉に驚いた。「国が動かないなら私は辞めます。みなさんも辞めましょう」 自民、公明両党は13年11月、復興加速化の提言をまとめた。そこで、計画された除染費用約2・5兆円の財源として、支援機構が持つ東電株の売却益を充てることが決まった。 除染で出た汚染土などの中間貯蔵施設の約1・1兆円も、電気料金に上乗せされる税金から捻出することになった。 いずれも本来なら東電が負担するべきものだ。この負担軽減は裏を返せば、国や納税者が肩代わりすることと言えた。 年が明けた14年1月、東電は新たにまとめた再建計画で、初めて「責任と競争の両立」を打ち出した。 「陰の社長」と揶揄(やゆ)されるようになった嶋田は15年夏、経産省に戻った。去り際、東電の幹部社員にこう言い残した。「東電は福島をやるために資本主義の原則を曲げてまで、つぶさなかった。福島を切り離すならつぶしたほうがいい」 全文は(電力を問う 原発事故5年:1)東電が負う「責任と競争」