小泉元首相「やればできる」講演で原発ゼロ訴え via 日刊スポーツ

「農林部会で、講演してくださいよ!」

小泉純一郎元首相は4日、東京都品川区の城南信用金庫で行われた自然エネルギーに関するシンポジウムに出席した際、会場に設置されたソーラーパネルを利用した農業システムを見て、思わず叫んだ。

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これに先立つ講演では、原発ゼロの社会実現を訴える立場から、あらためて原発に頼る国のエネルギー政策をあらためて批判した。

「原発は安全でコストが安く、クリーンエネルギーだというのがうそだったことを、総理時代にどうして見抜けなかったのか。それが悔しくてしょうが ない」と、自省の念を吐露。その上で「総理をやった人がいまさら、という批判も受けるが、過ちを改めるに、はばかる事なかれだ。恥ずかしいことをしたか ら、あえてはっきりと(脱原発に)転換した」と強調した。「安全でコストが安く、クリーンエネルギーなんて、とんでもない、捨て場所すら見つからない。そ れをなぜ認めるのか。いまだに不思議で仕方ない」と、安倍政権の方針を批判。「政府はこういうことも分からないで、とんでもない所で再稼働させている」 と、九州電力川内原発の再稼働を厳しく批判した上で、「新しい、いい方向に向けるのは、国民の1人1人の熱意だ。いずれ大きく動くことを期待し、信じてい る」と述べた。

また「石油ショックがあったから、日本は環境先進国になれた。1ドル=360円の固定レートが200円になれば、日本経済には壊滅的だといわれた が、今は120円で適切だといわれる。日本はどんな時も、不屈の精神で乗り越えてきた」と主張。「原発事故だけは絶対に起こしてはならない。だから(再稼 働を)やってはいけない」と述べ、「『やればできるは魔法の合言葉』という、高校野球の校歌があった。やってもできないことはあるが、やればできるのが原 発ゼロだ。ピンチをチャンスに変える時だと、受け止めるべきだ」と訴えた。

全文は小泉元首相「やればできる」講演で原発ゼロ訴え

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