福島第1原発 汚染ごみ、焼却開始 作業員衣類、体積減らし保管 via 毎日新聞

東京電力は、福島第1原発の廃炉作業で増え続ける使用済み防護服など、汚染廃棄物を焼却する施設の本格運用を始めた。放射性廃棄物の体積を減らして保管場 所を確保する狙いがあるが、敷地内ではこのほか、がれきや伐採木の廃棄物約24万トン(容量で東京ドーム5分の1個分に相当)は未処理のままで、抜本的な 解決にはほど遠いのが現状だ。

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これらの廃棄物は昨年末時点で7万トン(ドラム缶35万本)に上り、コンテナに詰めて保管。東電は2028年までに、35・8万トン発生すると試算しているが、この施設で燃やして灰にすることで容量を最大50分の1程度まで減らせるという。

 煙に含まれる放射性物質は、排気筒に付けたフィルターで取り除き、汚染灰は専用のドラム缶に密閉して保管するため、東電は「被ばくの影響は十分低い」と している。一方、こうした防護服のほか、汚染水タンクを設置するために伐採した樹木類は8・3万トン、水素爆発などで出たがれき類は15・5万トンあり (ともに昨年7月時点)、28年には約3倍に当たる69・5万トンに達する見込み。

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