最近、しきりに脱原発を訴えている小泉純一郎元首相が、年内にも「脱原発論」を説いた著書を出版することが分かった。
9月に小泉氏の講演を企画したプレジデント社から出版する。すでに執筆作業に入っているというが、09年の政界引退後、自著を出すのは初めてだけに話題を呼びそうだ。
こうした小泉氏の動きに呼応して、かつて激しく対立してきた野党も反応している。民主党の菅元首相は「大歓迎」とし、共産党の志位委員長も「理が通って いる。私たちとも接点はある」とエールを送った。みんなの党の渡辺代表は「非常に危機意識を共有できる、偉大な政治家が現れた」と絶賛している。
小泉氏の出版をきっかけに、野党の脱原発勢力が結集する可能性もありそうだ。
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