溶融核燃料21年取り出し開始維持 福島第1で政府方針 via 日本経済新聞

政府は東京電力福島第1原子力発電所1~3号機で溶け落ちた核燃料を取り出す作業の2021年中の開始を維持する方針だ。21年の作業開始は政府と東電が15年に決定していたものの、溶融燃料の実態把握が難航。開始時期の延期が焦点となっていたが、廃炉支援を担う原子力損害賠償・廃炉等支援機構が技術的に可能と判断した。

東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した原子炉圧力容器底部の様子=7月19日(国際廃炉研究開発機構提供)

原賠機構は31日、溶融燃料の取り出し方針を含む「廃炉戦略プラン2017」を公表。溶融燃料を水に浸しながら原子炉の横から作業する工法を柱に取り出し開始は技術的に可能とした。「21年取り出し開始を崩す理由はない」(原賠機構幹部)との結論になった。

強い放射線を出し続ける溶融燃料を取り除く作業は、福島第1原発廃炉の最難関に位置づけられている。原賠機構や東電などが溶融燃料の正確な位置や量の把握に努めてきたが、今年1~3月に実施した1~2号機の調査では特定できなかった。そのため21年の取り出し開始は技術的に困難との見方も出ていた。

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