東日本大震災の福島第1原発事故を題材にした映画「STOP」が、大阪市淀川区十三本町1の第七芸術劇場で公開されている。国際的に評価が高いキム・ギドク監督(韓国)の原発に対する強い危機感が伝わる。8月11日まで。
キム監督は福島の原発事故以来、恐怖心を持つようになり、問題提起をしようと考えたという。監督、脚本、撮影、録音、編集まで一人で手がけた。
映画は、原発事故で東京に避難してきた若い夫婦を描く。妻は妊娠中で、事故の影響に対する不安から、子どもを産むかどうか、夫婦は狂気を帯びるほどに悩み、葛藤する。
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28日まで午後0時半から上映。29日~8月4日は午後9時、8月6日~11日は午後6時55分。8月5日は休映。一般・学生1500円などで収益の一部は福島と地震被災地の熊本に寄付される。第七芸術劇場(06・6302・2073)。【亀田早苗】
全文は「STOP」 原発事故避難者の苦悩、キム・ギドク監督が映画化 淀川で来月11日まで公開 /大阪
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