映画『彼女の人生は間違いじゃない』が、7月15日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は『ヴァイブレータ』『さよなら歌舞伎町』などの廣木隆一が、自身の同名小説を映画化した作品。東日本大震災で母を亡くし、役所に勤めながら福島の仮設住宅で父と二人暮らしをしている主人公・みゆきが、週末ごとに東京・渋谷の風俗店にアルバイトに出かける様子や、みゆきの周囲の人々の姿を描く。なお同作はR-15指定となる。
みゆき役を演じるのは瀧内公美。共演者には光石研、高良健吾、柄本時生らが名を連ねている。瀧内は震災を踏まえた同作の内容について、「私は福島出身ではありません。その私がこの題材を表現することが出来るのか、緊張して棒人間になっていた私に、『これは福島だけの話じゃない』と言ってくださった廣木監督の言葉が、私を前に向かせてくれました」とコメント。廣木監督は制作意図について「今を生きている僕らの映画にしたかった。大げさに何かを言うのではなく、何かを伝えられる映画というものを信じるための映画にしたかった」と述べている。
続きは廣木隆一が震災後の福島描く新作映画 瀧内公美、光石研、高良健吾ら出演