(CNN) 携帯電話の電磁波を高い線量で浴びせられたオスのラットは、脳や心臓に腫瘍(しゅよう)ができる割合がわずかに高まるという研究結果を、米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)がこのほど発表した。
携帯電話の電磁波と脳腫瘍の関係を巡っては、因果関係は確認できなかったという報告がある一方で、頻繁な利用と脳腫瘍リスク上昇との因果関係をうかがわせる研究結果もあり、確固たる結論は出ていない。
NIEHSが27日に発表した報告書によると、今回の実験では2年間にわたって高い線量の放射線を毎日浴びせたラットを、放射線を浴びせなかったラットと比較して、脳と心臓の神経細胞に腫瘍ができる割合を比較した。
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