福島第一原発の歩き方 機材の愛称は?東京スカイツリーとの共通点って? via 日経ビジネスonline

(抜粋)

APD(警報付き個人線量計)を受け取り、サージカルマスク(風邪予防に用いる一般的なマスク)を付けて構内に入る。行き交う車に気を付けながら、少し歩いてバスに乗り込み、作業の拠点である免震重要棟に入った。

ここで白い防護服に身を包み、半面マスクと眼鏡、ヘルメットを着ける。軍足は2重、手袋は3重だ。慣れない半面マスクが息苦しく、緊張感が高まる。声が こもるので、大声で話し掛けないと伝わらない。「ご安全に」と送り出されてバスに乗り、すぐに1号機西側の高台に到着した。

(略)

爆発による損傷が大きく、周辺の放射線量が高い3号機原子炉建屋。鹿島が2011年9月から無人化施工によるがれき撤去を開始し、現在は建屋の最上階 (オペレーティングフロア)の除染と遮蔽体の設置が進んでいる。除染などが終われば、16年夏から使用済み燃料の取り出しに向けたカバーの設置が始める予 定だ。

(略)

福島第一原発で行われている工事は多岐にわたり、一般の人はもちろん建設技術者にとっても、なじみの薄い内容が多い。事故から約5年が経過し、関心を失っ てしまった人もいるだろう。本稿と日経コンストラクション16年2月22日号の特集を通じて、少しでも興味を持って頂ければ幸いだ。30~40年掛かると される廃炉作業に関心を払い続けるのは大変難しい。技術者としての好奇心は、その助けになると思う。

全文は福島第一原発の歩き方 機材の愛称は?東京スカイツリーとの共通点って?

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