大阪市の関西電力前で脱原発の活動中、警察官へ暴行したとして、公務執行妨害罪などに問われた無職、前田登志被告(50)=兵庫県尼崎市=の上告について、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は棄却する決定をした。懲役1年6月、執行猶予3年とした2審大阪高裁判決が確定する。決定は27日付。
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1審大阪地裁は、目撃者の証言などから「足元がふらつき、反射的に警察官の腕につかまり転倒させた可能性も否定できない」と無罪を言い渡した。しかし2審は目撃証言の信用性を否定し、故意に倒したと判断した。
一審判決については