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ベトナムで原発と沖縄の基地語り、少数民族交流 via AJWフォーラム

ベトナムでは初の原発建設計画が中南部の海岸、ニントゥアン省で進められている。9月、沖縄の大学のスタディーツアーで現地を訪問した。

「よ かったら今から新居へお茶を飲みにおいで」と誘ってくれたのは、少数民族チャム人の男性、インラジャカさん(30歳)。チャム人ばかりが住むミーギエップ 村のはずれ、サボテンが生い茂る荒野のまんなかに新居はあった。チャム人の伝統にのっとり、木と赤土だけで建てた。家の前にムシロを敷いて、中秋の名月を 眺めながら数人が宴たけなわ。インラジャカさんはホーチミン市の大学を卒業、文筆活動やミュージシャンをやる、いわゆるフリーターで独身、なかなかの美男 子だ。ここで独居して人に邪魔されず創作に励むのだという。常に白いターバンとスカートのような民族衣装、しかも裸足でホーチミン市の中心街だって歩いて しまう。すごい。

「このへんに原発ができますよね、どう思います?」。返事がみえみえの質問をわざと投げてみた。「人間がやることのうちで最悪の部類に入りますね」とあっさり。新居はロシアが建てるニントゥアン第一原発から10㌔メートルだ。

(略)

その夜、ホテルでのミーティングで学生のM君が、ぼそっと言った。「ベトナムには少数民族がいるんですね。そんなところに原発なんてひどい。日本には少数民族がいないのでよかったと思います」。え、え、M君、沖縄の那覇出身でしょうが。
わざと黙っていたら、先輩学生のAさんが言った。「いや、そんなことないでしょ。うちらは、うちなんちゅ、少数民族でしょう」

(略)

「インラサラさん、今年はね、沖縄の学生を連れてきましたよ。日本の少数民族でね、ちゃんと独自の文化や言葉もあります。迷惑な基地を押し付けられて困ってるんです。国土の0.06%の広さの島に、日本にある米軍基地の74%がありますよ。」

説明を聞いた村の知識人、高僧や、インラサラさん、大いに感じ入るところがあったらしい。「そうか、じゃあここにいる若者たちと私たちはみんな少 数民族だねえ。そうか、このなかであんただけが多数民族だね」と指を差された筆者、そうだった、ついつい自分が、やまとんちゅであることを忘れていた。

「もうすぐ日本が私たちの村の近くに原発を建てようとしています。皆さんはそれをどう思いますか」「フクシマの事故はどうなっているんですか」。私は、村の人から学生が質問攻めにあったのをわざと助けず、一生懸命答えるのを通訳するだけにとどめておいた。

原発と基地問題つまり、ニントゥアンと、米軍基地の移転先とされる沖縄の辺野古。チャム人と、うちなんちゅ。とってもパラレルにできていると思 う。両者の交流をわずかながら取り持ったことで、やまとんちゅのひとりとして少々うれしく思っている。多数民族の自己満足にすぎないといわれるかもしれな いが。

全文はベトナムで原発と沖縄の基地語り、少数民族交流

 

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