島根原発 岩崎・島根原子力本部長に聞く 安全・信頼、第一に 地域の理解あってこそ /鳥取 via 毎日新聞

中国電力島根原発(松江市)の地元対応や広報を担う中国電の島根原子力本部長に岩崎昭正氏(61)=取締役執行役員=が6月に就任した。島根原発は7月に廃炉作業が始まった1号機や、2号機の再稼働に向けた審査が進む。岩崎氏は同社に入社後、島根原子力発電所長など技術者として「原子力畑」を歩んできた。地元トップとして、重要な局面にどう取り組んでいくのか聞いた。【長宗拓弥】

 ◆廃炉作業が始まった1号機への思いは。

 日本の商業用原子炉で早い段階から運転した国産第1号の原発だ。先輩が熱い思いを持って建設し、私たちを育ててくれたプラントでもある。換算すると、山陰両県で(使用する)65年分の電気を発電した。一方で、再稼働に向けて準備をしてきただけに廃炉には残念な思いもある。

 ◆1号機の廃炉作業への課題は。

 廃炉作業は世界で例があり、すでに(アメリカやドイツで)更地になったプラントもある。これらを参考にしながら、安全を第一に確実に取り組めば困難な作業ではないと考えている。

 ◆使用済み核燃料の搬出は進むのか。

 再処理工場(青森県六ケ所村)の適合性審査は最終段階だと聞いている。予定する来年度上期の稼働を達成できるようにしっかりとやってもらいたい。

 ◆2、3号機の稼働について。

 2号機は審査中なので、当社としてはスケジュールを申し上げられないが、安全対策工事を確実に進めていく。ハードだけでなく、ソフト面の訓練などにも万全を期す。3号機はまだ、審査の申請をしていない。2号機の審査や他プラントの状況を見ながら、申請書の作成を進めている段階だ。

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