福島市は18日、JR福島駅近くの教育施設に設置した防護服姿の子供立像「サン・チャイルド」の撤去作業を始めた。「東京電力福島第1原発事故の風評被害を一層、招く」などと批判が寄せられていた。
作業は高さ約6.2メートルの像を20日まで3日かけ解体、市の施設で保管する。新たな展示場所などは未定。
この日は朝から像の周囲を立ち入り禁止とし、午前8時半から解体撤去に向けた作業を開始。「子供にショックを与えないため」として覆いをかけるなどして、午後5時ごろに作業を終えた。像の解体は19日以降に行われる。
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◇福島市、防護服姿の像の撤去開始 (ロイター)
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通院で前を通っていたという女性(74)は「市内の放射線量は既にかなり低く、個人的に風評のことは気にならなかった。撤去されてかわいそうにね…」と残念そうだった。
像は、現代美術家ヤノベケンジさんが東日本大震災をきっかけに2011年に制作。放射性物質の心配のない世界を取り戻した未来を表しているという。[…]