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Daily Archives: 2018/01/05
伊方原発「死ぬまで反対」貫いた広野さんの資料、保存へvia 朝日新聞
伊方原発(愛媛県伊方町)の敷地に食い込むように、四国電力に売却されなかった「畑」がある。いまは森になった。地主の男性は2005年に92歳で亡くなるまで原発反対を訴え続け、千点を超える資料をのこした。原発の建設が地元に与えた影響を物語る貴重な記録として、研究者らが保存に乗り出した。 伊方1号機の原子炉建屋の南約800メートル。瀬戸内海に滑り落ちそうな斜面の中ほどに、敷地と隔てる柵で囲まれた約1600平方メートルの森がある。農家だった広野房一(ふさいち)さんが四電に売らなかった畑で、今は親族が受け継いでいる。 […] 広野さんは、大学ノートに売買をめぐる生々しい声を書きとめていた。売買契約がまとまる直前の70年3月22日夜、地主たちと原発反対派住民が話し合った。「強引に仮契約の調印を強要され……」「害がないからと云(い)ふ事で調印に応じた」などと、地主の名前と発言が並ぶ。広野さんは拒否を貫いたが、以降も地主の切り崩しは続き、一人またひとりと手放した。 広野さんのノートは、原発の建設計画判明時の「壱号」から計16冊。反対署名の数から集会用マイクの電池代まで、32年間の出来事が丁寧に記されている。 だが筆跡が乱れる時もあった。77年1月に伊方1号機が初臨界した後の3月25日の記述は怒りがにじむ。 人類消滅之(へ)の道をたどる一里塚 長崎 広島の原爆投下は一瞬の出来事であった 思い起せよ 同胞よ、伊方の住民よ 広野さんは広島原爆のキノコ雲を目撃した。その光景と「原子力の平和利用」は相いれなかった。近隣の反原発団体が合流した「伊方原発反対八西連絡協議会」や伊方1、2号機の設置許可取り消し訴訟原告団の中心的存在となっていく。 ノートの記録も忙しさを反映し、地元の集会や裁判の打ち合わせ、町長らとの面談内容、関連する新聞記事の書き写しなど多岐にわたる。視力が衰えてきても、濃い罫線(けいせん)を引いてまっすぐに文字を書き続けた。しかし01年、「総論」と題した強い筆圧の文章で唐突に終わる。前年12月、提訴から22年半後に出た伊方2号機をめぐる松山地裁判決は、安全審査時の活断層の判断の誤りを認めながら、設置許可を取り消さなかった。 全く驚きの一語につきる これが法治国家と云(い)えるだろうか 何(いず)れにしても原発絶対反対(司法愚政に属せど民意滅びず) 以上 全文
French Greenpeace activists in court for breaking into nuclear plant via DW
[… Eight activists and the head of Greenpeace in France were in court on Wednesday for forcefully entering a nuclear power station in the village of Cattenom last October. A court in the eastern town of Thionville accuses the eight defendants … Continue reading
On the 26,000 tons of radioactive waste under Lake Powell. And more. via The Bulletin of Atomic Scientists
Beneath the murky green waters on the north end of Lake Powell, entombed within the tons of silt that have been carried down the Colorado River over the years, lies a 26,000-ton pile of un-remediated uranium mill tailings. It’s just … Continue reading
Sailors Fight to Keep Fukushima Radiation Case in US via CNS
SAN DIEGO (CN) – Former Senator John Edwards and his co-counsel on Thursday asked a federal judge not to transfer to Japan a class action by hundreds of U.S. sailors exposed to radiation in the Fukushima nuclear disaster. An initial … Continue reading
高島彩、母になって核問題の捉え方に変化「答えが導き出せない」via マイナビニュース
フリーアナウンサーの高島彩が、フジテレビ系特番『池上彰緊急スペシャル! なぜ世界から核兵器がなくならないのか?』(7日19:30~22:24)の収録に参加。「子供が産まれてからニュースの捉え方が変わった」と心境を語った。 今回は、相次ぐ北朝鮮の核実験やミサイル発射実験を受け、日本もひとごとではない核兵器の問題について池上彰が解説。核誕生の歴史から、核兵器が外交カードになってしまったこと、その技術をビジネスにしようとしている国などを明らかにしながら、世界から核兵器がなくならない深い事情を伝えるほか、スタジオメンバーが衝撃を受けた核実験の記録映像も公開する。 高島は収録後「私自身、子供が産まれてからニュースの捉え方も変わりましたし、世界の色が変わった感じです」と語り、「平和について考えると『核は廃絶すべきだ!』と思いますが、国民や子供たちを守るために抑止力として核を保有するという選択肢もあるのだなと考えさせられました」と感想。 (略) その池上は、今回のテーマについて「核兵器のことを知ることで、これから核兵器を無くしていくという長い道のりの第一歩を踏み出すヒント、きっかけになるのではないか?と思い、選びました」と狙いをか語っている。 全文は高島彩、母になって核問題の捉え方に変化「答えが導き出せない」
原発事故による偏見を考える しあわせになるための「福島差別」論 via 福島民友
「東京電力福島第1原発事故がもたらした差別と分断を乗り越えるにはどうしたらいいか」をテーマとした「しあわせになるための『福島差別』論」が1月、かもがわ出版から発行された。「福島には住めない」などといった放射線を巡る不正確な情報や誤った認識が招く県民への差別やいじめ、偏見などについて、幅広い分野の著者が考えを述べている。 福島大名誉教授の清水修二氏やドイツ文学者の池田香代子氏、絵本作家で、いわさきちひろ氏の孫の松本春野氏、東大名誉教授の早野龍五氏、立命館大准教授の開沼博氏ら14人が執筆。第1章で東京電力福島第1原発事故がもたらした被害の全体像について述べ、第2章では県民に向けられる差別や偏見をどうすれば乗り越えられるかを考察。第3章は放射線について書かれ、第4章は放射線の健康影響問題、特に子どもの甲状腺がんを巡る問題を論じた。第5章は廃炉の課題について触れた。 清水氏はこの本で、放射線リスクに対する社会の見解が一致していないことの一因として、原発事故に加害者(国、東電)が存在するため、事故に伴う放射線の問題が純粋な科学論争のテーマとしてとどまることができない点を挙げる。 原発事故の加害者、被害者を巡り「どっちの味方なのか」との問いが専門家らに投げ掛けられるようになってしまったほか、福島の被害を軽く見ることは「加害者側に立つ」ものだとする考え方が生じているとみられることなど、困難な状況を指摘。 (略) その上で、差別と分断を乗り越えるために「第一にそれぞれの判断と選択をお互いに尊重すること、第二に科学的な議論の土俵を共有すること」を提案する。 著者次の通り。(敬称略) 池田香代子、開沼博、児玉一八、清水修二、野口邦和、松本春野、安斎育郎、一ノ瀬正樹、大森真、越智小枝、小波秀雄、早野龍五、番場さち子、前田正治 全文は原発事故による偏見を考える しあわせになるための「福島差別」論