柳美里さん 南相馬で書店開業目指す 福島に移住 via 毎日新聞

芥川賞作家の柳美里(ゆう・みり)さん(49)が2日、東京電力福島第1原発から20キロ圏内の福島県南相馬市小高(おだか)区に移住した。家の一部を改装して書店開業を目指す。

(略)

柳さんは震災翌年に同市の臨時災害放送局からラジオ番組の進行役を頼まれ、神奈川県鎌倉市から通い詰めた。知人が増え、2015年4月に家族と共に原発30キロ圏内の同市原町区へ移住。番組にはこれまで500人以上が出演し、柳さんは震災の話に耳を傾けた。

 小高区に今春誕生した小高産業技術高校の校歌の作詞を頼まれた柳さんは、生徒が立ち寄れるカフェ併設の書店を小高区に開こうと昨年から模索していた。すると今年2月に突然、原町区で育った早稲田大2年の男子学生(19)が自宅を訪れ、小高駅前の土地と家を買ってほしいと頼まれた。学生によると、そこは母方の実家だが震災の混乱で祖母たちが手放さざるを得なくなってショックを受け「せめて信頼できる人に」との思いだった。

 資金は苦しい。「銀行に融資を申し込んだら『小高で書店なんてボランティアだ』と断られた」と柳さん。今後、ネット上の募金「クラウドファンディング」を活用する。

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