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福島事故の影響 正しく測る 福島県立医大健康増進センター 副センター長 宮崎 真氏 via 日本経済新聞

福島第1原子力発電所の事故は放射性物質による汚染の懸念を広げた。福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター健康増進センターの宮崎真副センター長は早野龍五東京大学名誉教授と福島県伊達市の住民のデータを分析。住民が浴びた放射線量では当初の推定と実際の測定の間に違いがあることや、汚染土壌を取り除く除染の効果が限られることを明らかにした。

 これまで旧ソ連のチェルノブイリ原発事故など大きな放射線事故の際に、住民が浴びる放射線量は推計にもとづいて評価される場合がほとんどだった。しかし福島第1原発事故では、個人用の測定器を身につけて実際に浴びた量の測定が数多くなされた。福島県伊達市でも2011年8月から住民に測定用のガラスバッジを配って調べ、結果を住民に知らせてきた。

そこで、実際の測定結果と、同じ時期に航空機から測った空間放射線量とを比較すると、両者がよく比例していた。ただ、国は事故後、住民が浴びる量を空間線量の0.6倍と推計したが、伊達市での実際の測定結果は0.15倍ほどだった。この比率は6回実施された航空機からの測定のどの回もほぼ同じで、産業技術総合研究所の詳しい研究結果ともよく一致している。

またデータをもとに伊達市に事故後70年間住み続けた場合に浴びる累積の放射線量を試算した。比較的線量が高い地域の住民でも、9割の人は35ミリシーベルト以内に収まっていた。一方で除染をしても、その地域に住む住民全体が浴びる放射線量を集団としてまんべんなく低下させる効果は明確ではなかった。

放射線を浴びる量はその人の行動にも左右され、同じ場所に住む住民の中でも大きなバラツキがある。航空機からの測定値に単純に比率を掛けるだけでは、個人が浴びる放射線量を予測できない点に注意が必要だ。

続きは福島事故の影響 正しく測る 福島県立医大健康増進センター 副センター長 宮崎 真氏

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One Response

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  1. nfield says

    これって、外部被曝のみの話ですよね。



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