福島第一原発 汚染防護服などの試験焼却処分を延期 via NHK News Web

東京電力福島第一原子力発電所では、この5年近くの廃炉作業で出た使い捨ての防護服などが大量にたまり、大きな課題となっています。東京電力はこうした廃棄物について10日から試験的に焼却処分する予定でしたが、装置に水漏れが見つかり、11日以降に延期されました。
福島第一原発では、1日当たりおよそ7000人の作業員が廃炉作業に携わっていて、使い捨ての防護服などの衣類やシート、木材といった廃棄物の量は、去年12月末の時点で6万6000立方メートルと、25メートルプールにして100杯分を超えています。
東京電力は、こうした廃棄物を焼いて灰にすることで体積を10分の1にするため、10日から新たな施設で実際に汚染した衣類を試験的に燃やす予定でした。
ところが、10日朝になって排気ガスを水で冷やす装置で僅かに水漏れが見つかり、その後も完全には止まらないことから、点検のため試験焼却を11日以降に延期しました。
この施設は1日最大でおよそ14トンの廃棄物を処分でき、排気筒には放射性物質を取り除くフィルターがつけられていて、焼いたあとの灰は放射性物質の濃度が上がるため密閉したドラム缶に詰め、放射線を遮る頑丈な建物で保管することにしています。
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