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国立環境研究所【資料】潮間帯生物の調査結果~福島第一原発近傍、特に南側の地点で種類数と棲息量が減少~ via #原子力発電_原爆の子

(抜粋)

東日本大震災及び福島原発事故後の岩手県から千葉県に至る潮間帯生物の調査結果

~福島第一原発近傍、特に南側の地点で種類数と棲息量が減少~

(Scientific Reports 掲載論文)

(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ同時配付)

国立環境研究所は、放射線医学総合研究所と福島県の協力のもと、2011年12月14日に東京電力福島第一原子力発電所(1F)の半径20km圏内(警戒区域;当時)の16地点で潮間帯生物に関する予備調査を行い、それ以降も千葉県から岩手県に至る沿岸各地の潮間帯で調査を行ってきています。

2011年~2013年までの調査の結果、1Fに近づくにつれて潮間帯に棲息する無脊椎動物の種類数が統計学的に有意に減少し(P<0.001)、特に1F南側の地点(大熊町と富岡町)で無脊椎動物の種類数とともに棲息量も統計学的に有意に少ない(P<0.05ことが明らかとなりました。また、大熊町と富岡町における無脊椎動物の棲息量は1995年の同種の調査結果と比較しても少ないことがわかりました。すなわち、震災・原発事故の後、1F近傍、特に南側で潮間帯生物の棲息量が減少したとみられます。大津波を受けた他地点との比較から、1F近傍における潮間帯生物の減少が津波のみで引き起こされたとは考えにくく、原発事故による可能性がありますが、今後、詳細な原因究明が必要です。

(略)

概要

われわれは2011年東日本大震災と津波にともなった福島第一原子力発電所の過酷事故による生態学的影響の調査を2011年、2012年、2013年に東日本各地の潮間帯で実施した。潮間帯生息種の数が、原子力発電所からの距離が縮まるに連れて減少し、2012年には、原発に近い(約30 km)広野町から双葉町にかけての海岸でイボニシ(Thais clavigera)試料がまったく採取されなかった。他の多くの津波襲来地におけるカワニシ試料の採取数を考えると、2012年における原発近くのカワニシの不在の原因が2011年の核事故である可能性が示唆される。2013年の定量調査の結果、原発近く、または原発の南の数キロ以内の地点における潮間帯の生息種類数と個体数の密度は、とりわけ節足動物門の場合、他の地点および1995年時点より大幅に低かった。これらの知見をまだ明白に說明することはできないものの、核事故以来、原発周辺の間潮帯生物相に影響がおよんだことは明白である。

全文は国立環境研究所【資料】潮間帯生物の調査結果~福島第一原発近傍、特に南側の地点で種類数と棲息量が減少~

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