不登校の子どもたちが学校以外で仲間とともに学べる居場所「フリースクールビーンズふくしま」が21日、活動を紹介するイベントを福島市で開いた。通っている子どもやその保護者、相談に来た人ら約40人が訪れた。
フリースクールは住宅街にある2階建ての借家。中高生を中心に17人が在籍している。専属スタッフ2人と学生ボランティアらが子どもたちを支える。
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フリースクールをめぐっては、自民党の国会議員連盟が小中学校以外で教育を受けた場合でも義務教育の修了を認める議員立法の法案をまとめた。いじめなどで学校に通えない子どもの学習を支援するのが目的。法案が来年の通常国会で成立すれば、2018年4月にも新制度がスタートする。運営するNPO法人「ビーンズふくしま」の若月ちよ理事長は「国が学校以外の場を認めてくれるのは大きい。ただ、課される義務が多くなるのは心配。今のままの自由なフリースクールを認めてくれればありがたい」と話す。
28日午後1時半からは、通っている子どもの保護者以外も参加できる「親の会」を開く予定。若月理事長は「まずは親御さんだけでも、フリースクールという場があることを知ってほしい。不登校の子を無理に連れてくるのではなく、相談してほしい」と話す。
問い合わせは平日のみで、フリースクールビーンズふくしま(024・529・5184)へ。(伊沢健司)
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