福島原発:原子力被災者700万~チェルノブイリと同規模 via OurPlanet.tv

東京電力福島第一原発事故に伴う「原子力被災者」とは誰なのかー。
その人数規模はー。

「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークのは2日、福島第一原発事故の「原子力被災者」について、チェルノブイリと同じ条件で試算すると、 705万人にのぼると発表した。政府が2019年3月までに居住制限区域の避難解除を行うとの方針に抗議する記者会見の中で明らかにした。

「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークの吉田由布子さんによると、土壌汚染が37,000Bq/m2以上(1mSv/Y)の地域を「被災地 域」として指定しているチェルノブイリと同様の定義で、福島原発事故の被災者を試算すると、年間1ミリシーベルト以上の被曝を受けている「原子力被災者」 は705万人にのぼる。

試算方法は、事故1年目に年間1ミリシーベルト以上だったために、環境省から「汚染状況重点調査地域」に指定された104の自治体と避難区域12自治体と 福島第一原発の作業員人数を合算したもの。チェルノブイリ原発事故の場合は、事故後早い時期に30キロ圏内で作業をした除染作業員やバス運転手、警察や軍 隊など全ての人を「被災者」としているが、福島原発事故では、そうした定義もしていない。

(略)

「毎時1マイクロシーベルトは近寄っては行けない地域と規定されている。また1マイクロシーベルト以下の場所も、なるべく滞在時間を身近くしべきと書かれている。なぜ20ミリを正当化できる根拠は全くない」と主張した。

チェルノブイリでは、事故3年目にソ連共産党機関紙の「プラウダ」が汚染地図を公表。当初は年間5ミリシーベルト、一生で35ミリシーベルトを安全基準と してた。しかし、ウクライナやベラルーシの各共和国から「非人道的だ」との意見が相次ぎ、年間1ミリ生涯70年で70ミリという基準を設定。避難したい人 は避難できる「避難の権利」ゾーンが設定された。

これに対し、福島原発事故では、事故直後に決めた年間20ミリシーベルトが今なお継続されている。年間20ミリシーベルトは70年間の生涯線量にすると1400ミリシーベルト。

全文は福島原発:原子力被災者700万~チェルノブイリと同規模

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