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野瀬豊町長は地元経済への影響をこう話しました。「動いていた原発があす止まるという話ではないが、町民には心理的なインパクトがある」(野瀬豊町長)
1974年に営業運転を始めた関西電力の高浜原発。
大きな産業のない町では、原発は町民の暮らしと切っても切れない関係なのです。
高浜町で約60年にわたって続く老舗旅館「菊水」。
経営者の海透麗子さん(71)です。
「今さっき聞いてびっくりした。どうしようかと思いながら買い物していた」(海透麗子さん)
1970年に原発の建設工事が始まって以降、原発で働く作業員の宿泊先としてにぎわっていました。
「原発作業員だけです。うちはそれしか泊めていない。定期検査のときは、1,2,3,4号機と順番にあって作業員が泊まっていました」(海透麗子さん)
しかし、原発が運転を停止してから宿泊客は激減。
海透さんは11月の再稼働を期待していましたが、今回の決定で先が見えなくなったと話します。
「(影響は)めっちゃ大きいと思います。(原発関連の会社に)勤めている人もいるから、店もはやるし、水商売もはやる。どうなるんやろ」(海透麗子さん)
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