原子力規制委員会は30日、中部電力浜岡原発(静岡県)で人の侵入を検知する装置を設置していない規定違反があったとして、中部電に文書で注意し、再発防止を求めた。
核物質防護規定はテロ対策や核物質の盗難防止策を定めている。中部電は昨年3月までに、3〜5号機の原子炉建屋内にある核燃料を冷却するための設備の周りに、侵入者の有無を検知する装置を設置することになっていた。
しかし、同年4月の原子力規制庁による検査で未設置であることが判明した。浜岡原発は停止中なため、担当者が施設の再稼働までに実施すればよいと誤認していたという。
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