川内村に仮設焼却炉完成 年明けに本格稼働 via 河北新報

東京電力福島第1原発事故に伴う解体家屋や片付けごみを焼却するため、環境省が福島県川内村下川内五枚沢地区に建設した仮設焼却炉の火入れ式が26日、現地で行われた。第1原発が立地する双葉郡で、国が建設を進める仮設焼却炉が完成するのは初めて。

敷地は村有地約7400平方メートルで、処理量は1日7トンを見込む。総事業費は約30億円。来年1月に本格運転を開始し、同年12月までに廃棄物約1700トンを処理する。排ガスから放射性セシウムを取り除く集じん機を2列設置した。

焼却灰は敷地内に一時保管し、1キロ当たり10万ベクレルを超える灰は大熊、双葉両町に建設予定の中間貯蔵施設に、10万ベクレル以下の灰は富岡町が候補地の管理型最終処分場に搬入する。

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火入れ式後、遠藤雄幸村長は取材に「避難指示解除後、村に戻ってきた住民は2割弱。施設を利用し(戻れる)環境整備が進むことを期待する」と話した。

国は浪江、富岡両町と葛尾村でも仮設焼却炉の建設を進めている。

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