Tag Archives: 言論の自由

脱原発のプラカードを着けた男性が受けた「注意」駅員やバス運転手から…どうして?via 東京新聞

 横浜市に住む男性が原発に関連する標語のプラカードを胸と背中に下げてJRや同市営バスに乗車しようとした際、駅員や乗務員(運転手)から「外してほしい」と求められた。プラカードは公共交通機関の場ではふさわしくない行為なのか。男性が「表現の不自由の空気を感じた」というが、その顛末てんまつは。(野呂法夫) ◆記者が声を掛けると、元原発技術者の男性は語った 昨年11月16日昼過ぎ。記者が川崎市のJR川崎駅から東海道線上り電車に乗ると、「原発を並べて自衛戦争はできない」と書かれたプラカードをつるしてドア付近に静かに立つ男性がいた。背中には「自衛隊を戦争のための部隊から災害救助即応隊にしよう」とあった。  ロシアのウクライナ侵攻で原発が有事に標的となる危険性が問われるなか、関心を抱いて声をかけた。  男性は小倉志郎さん(81)。2011年の東京電力福島第一原発事故後に原発の危険性を訴えてきた東芝の元原発技術者だった。  小倉さんは私が記者と知ると新橋駅(東京都港区)で下車後、「どう思いますか」と話し始めた。横浜駅のホームにいると、30代とみられる駅員からプラカードを外すよう求められ、「駅構内にそんなルールを掲示しているのか」と尋ねると、「掲示はしていないが、駅という場所でやるべきではない」などと話した。結局そのまま電車に乗り込んだ。 横浜市営バスの乗車でも同じ経験をした。9月28日に40代の運転手から「バスの中では外してほしい」と言われ、「誰かの指示ですか」と聞くと、「私の判断です」と。このときは運行を遅らせてはいけないと思い、外したという。  小倉さんは2016年の参院選で改憲勢力が憲法改正発議に必要となる全議席の3分の2を超えたことに危機感を覚え、外出時に着衣サイズのプラカードをつるす一人デモを始めた。標語は「きみ!せんそうにいくなよッ きゅうじょうをまもろうよ」と社会情勢に応じて変えてきた。  買い物のスーパーで注意されたことはなく、たまに高齢女性から「私も同じ考え」と声をかけられる一方で、東京・六本木では中年男性から「売国奴は出て行け」と怒鳴られたこともある。  小倉さんは「駅構内や建物、車両内では無言です。標語のプラカードをつるすのも表現活動の一つなのに、表現の自由が社会の中で萎縮、自己規制していないといいのですが」と問いかける。 ◆横浜市交通局「対応としては適切でなかった」  公共交通機関の場で標語をつるすのは許されないことなのか、尋ねてみた。  横浜市交通局自動車本部の石渡春男・運輸課長によると、小倉さんを注意した運転手は標語の中身が分からなかったが、男性が車内で何か言葉を発し、他の乗客に迷惑を及ぼさないようにしたと説明。もめ事がない中での乗客への対応としては適切でなかったため指導したという。石渡課長は「お客さまの考えや思想は個人の自由。ただ他の乗客に迷惑を及ぼすような場合は注意させていただくことになる」とした。  JR東日本横浜支社の広報担当は「駅構内で社会問題にメッセージを表現することを一概に制限するものではないが、他のお客さまが不快に感じたり迷惑に思うようなことがあれば、おやめいただくよう声をかけさせていただく場合がある」と回答した。 ◆「やめさせる権利、乗車を拒否する権利はない」  志田陽子武蔵美術大教授(憲法)の話 「戦争反対」などTシャツや着衣、プラカードのメッセージの内容からそれをやめさせる権利、乗車を拒否する権利はない。公務員や公共交通機関の職員が業務中に政治的な表現をしてはならないルールがあるとしても、一般の乗客に守らせる必要はないし、混同してはいけない。東京都の人権プラザでの美術作家企画展で、都人権部が関東大震災時の朝鮮人虐殺に触れた映像作品の上映を禁じたが、現場が責任を問われることを恐れたと思われ、表現の自由に対する「萎縮の先回り」「権力者への忖度そんたく」をしない社会にしていかなければならない。 原文

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福島地裁が「判決文Tシャツ」を問題視 「脱げ」「裏返せ」の末に庁舎外へ追い出す 「納得できない。次回も着ていく」と女性 via民の声新聞

福島地方裁判所で26日午後、裁判傍聴に訪れた女性が着ていたTシャツの文言が問題だとして、裁判所職員に庁舎外に追い出される事態が起きた。女性は刃物を振り回したわけでも大声をあげたわけでもない。しかし、裁判所側はTシャツの背面に印刷された判決文の一説を「メッセージ性がある」と判断。「脱げ」、「裏返しにしろ」と迫った挙げ句、「できないのなら敷地外に出ろ」と命じた。女性はやむなく羽織るものを借りて着用して傍聴したが、「他の裁判所では認められているのに、なぜ脱がなければいけないのか。納得できない。次回も着て来る」と怒り心頭。弁護士からも福島地裁の対応に疑問の声があがっている。 【「メッセージ性がある」】 「判決文が印刷されているから駄目だって。庁舎から出ろって。このTシャツを着て東京地裁でも横浜地裁でも傍聴したのに…」 避難先の神奈川県から福島県郡山市に一時的に戻っている松本徳子さん(郡山市、60歳)は、裁判所からの指摘に怒りと驚きの表情を浮かべていた。 この日は、国家公務員宿舎から退去できずにいる区域外避難者に対する〝追い出し訴訟〟(福島県が原告)の第8回口頭弁論が予定されていた。傍聴券を受け取った直後のこと。松本さんも法廷に向かうべく裁判所職員の指示を待っていたところ、女性職員がいきなり背後から近づいてきたという。 「『このTシャツを脱いでいただけますか?』と言われたんです。どうして?と聞き返したら、『背中にメッセージ性のある文言が書かれているので脱いでください』と。でも、暑いから羽織るものなんか持ってきていない。Tシャツの下は当然、下着です。それでも『脱いでいただかないと…』の一点張りでした」 松本さんは女性職員と押し問答になり、周囲にいた他の傍聴者も加勢。ロビーは騒然となった。女性職員は譲らず、松本さんに「羽織るものがないのであれば、裏返しにしていただけませんか」と言ってきたという。 Tシャツは、原発事故で神奈川県内に避難した人々が起こした「福島原発かながわ訴訟」の原告団が2014年につくった。背面に「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」と白色の文字で印刷されている。これは2014年5月21日、福井地裁の樋口英明裁判長(当時)が関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決文のなかに書かれている一節だ。 つまり、判決文の一節が印刷されているだけなのだ。「住まいを奪うな」や「避難の権利を認めろ」など、傍聴した裁判の趣旨に沿うように裁判所に訴える内容の文言でもない。 納得できない松本さんは「それなら結構です」と手元の傍聴券を突き返した。しかし、女性職員は怯むどころか、こう言い放ったという。 「すみません、裁判所の敷地から出てください」 【「庁舎管理権で判断」】 裁判所ロビーが騒然とするなか、当該の女性職員は筆者に対し「プラカードだとかメッセージ性のあるもの。それはTシャツも同じです。メッセージの書いてあるものを身につけて構内に入ることはできません」と語気を強めた。Tシャツには判決文のごく一部が印刷されているだけだが、それが「メッセージ」に該当するかを尋ねると、女性職員は「はい」ときっぱり。「判決文ですよ」と重ねて質問したが「はい」と答えるばかりだった。 閉廷後、男性職員に改めて〝追い出し〟の根拠を尋ねると「服装に関する規程もあります。メッセージ性のあるTシャツとか、そういったものはお控えいただいている」と答えた。「Tシャツに書かれていたのは単なる判決文であって、直接的な『メッセージ』ではないのではないか」と問うたが、男性職員は「なるほど」としか答えなかった。 傍らにいた別の男性職員は、次のように答えた。 「判断ということで申しますと、庁舎管理権というものがある。庁舎管理規程のなかで、のぼりとか旗とかの持ち込みを禁じている。『それに類似するもの』というところがありまして、確かに『類似』の範囲は広くなりますが、今回は判決内容ということで、それに該当すると判断。庁舎立ち入りの制限という話になりました。職員からの報告を受けて、庁舎管理者である所長が最終的に判断しました」 だとすれば、運用でいかようにもできてしまう。極端に考えれば、司法にとって都合の悪い傍聴者を排除できることになってしまう。 この点について、男性職員は「最終的には庁舎管理権者の判断になってしまいます」としたうえで、「庁舎管理規程上、例示されているものに該当する場合は、われわれは退去を命じなければなりません」とだけ答えた。 実はこの日、言葉での表現ではなかったが、ロシアのウクライナ侵攻に反対するものを身につけて傍聴した人がいた。しかし、小さくて目立たなかったためか、庁舎外に出るよう命じられることはなかった。 […] 全文

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福島の原子力災害伝承館

語れぬ語り部 マニュアルに“特定の団体批判禁止”via しんぶん赤旗 福島県に開館した「東日本大震災・原子力災害伝承館」(双葉町)が、館内の語り部へ「特定の団体」の批判を禁止するマニュアルを作成し問題になっています。語り部を務めるのは津波や東京電力福島第1原発事故の被害者たちです。「国や東電に触れずに真実が語れるのか」と批判が高まっています。 伝承館は「原子力災害と復興の記録や教訓の『未来への継承』」などを目的に、9月20日にオープンしたばかりです。総工費53億円は国が全額実費で負担。管理・運営は指定管理者である公益財団法人「福島イノベーション・コースト構想推進機構」です。国の職員も出向しています。  日本共産党の岩渕友参院議員が県から入手した「語り部活動マニュアル」では、語り部に「自覚をもって口演」「笑顔で対応」することなどのほかに、「特定の団体、個人または他施設への批判・誹謗(ひぼう)中傷」は口演内容に含めないよう求めています。語り部は事前に提出した原稿を基に選定するとしています。  伝承館を所管する県生涯学習課の渡辺賢一課長は「特定の団体とは何か」という問いに「一般的、常識的な範囲でご理解いただく」とくり返すばかり。 […] 他県の伝承館や資料館ではどうなのか。  熊本県の水俣市立水俣病資料館は「語り部は患者と家族です。口演内容にマニュアルは設けていない。その方の思ったことを話していただく」と説明。水俣病の加害企業「チッソ」の名を出し批判をする語り部もいるといいます。 […] 全文

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「美味しんぼ」 議論深めるきっかけに(5月20日)via 北海道新聞

[…] 「福島の真実」と題した本編は昨年1月に連載が始まった。県内各地に伝統的な食材や料理を訪ね歩きながら、原発事故の後遺症に悩む住民の現実に迫る内容だ。 大地や海を汚染し、食の安全と日常を奪った原発事故への憤りが全編を貫いている。 問題視されたのは、そのごく一部にすぎない。しかも一定以下の放射線による被ばくが健康被害を及ぼすのか、専門家の間で見解が分かれている。 […] 言論封じとも受け止められる。漫画への批判が無言の圧力となり、住民が健康不安や体の変調を口にできなくなる懸念がある。 メディアや表現に携わる人たちを萎縮させないかも気がかりだ。放射能被害や原発への問題提起がしにくい空気が醸成されつつある現状も見過ごせない。 […] 民主党政権時代の2012年4月、自民党は参院憲法審査会で「毎日鼻血が出る」との前双葉町長の言葉を引用し「重い発言」と健診の充実を求めた経緯がある。 政権交代で一転、正反対の立場に回るのでは、被災者を政治利用したと言わざるを得ない。 事故発生当時、政府や電力会社は放射性物質の放出や拡散などの正確な情報を住民に迅速に提供しなかった。被災者の不安や不信の原点はそこにあることも、あらためて思い起こす必要がある。 全文は  「美味しんぼ」 議論深めるきっかけに(5月20日) 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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「美味しんぼ」と「脱ひばく」を合言葉に 松井英介 via 無限遠点

今回私は全く偶然に「美味しんぼ」の作者たちと出会ったのですが、それから1年以上おつきあいしてみて、ある感銘を覚えています。それは、雁屋哲さんと編集部の方たちが、じつに丹念な取材を重ね作品を仕上げられる、その姿勢に対してです。私への取材も昨年の秋から今年にかけて、随分長い時間がかかりました。私も忙しい毎日でしたが、私を惹きつけて離さない力が彼らにはありました。それが、30年もつづいてきた「美味しんぼ」人気の秘密かもしれません。 今回の「美味しんぼ」攻撃の特徴は、東電原発事故の原因をつくった日本政府が乗り出していることです。菅義偉官房長官、石原伸晃環境大臣、環境省、石破茂自民党幹事長ら が舞台に上がりテレビメディアにも登場しています。橋下徹大阪市長や佐藤福島県知事ら は“風評被害”などというわけのわからない言葉を使って、「美味しんぼ」の内容があたかもウソであるかのように印象づける発言をしています。 「美味しんぼ」に描かれていることは事実です。 […] この問題に関して放射線防護の研究者、野口邦和・安斎育郎両氏は、2014年4月29日付毎日新聞紙上で、「被ばくと関連ない」「心理的ストレスが影響したのでは」と述べています。お二人は、血小板が減少し全身の毛細血管から出血するような、1シーベルト以上の大量急性被曝を、鼻血や全身倦怠感など自覚症状発症の条件だとしています。このような考え方は、残念ながら彼らに特異的な事柄ではなく、広く一般の臨床現場の医師にもある誤った認識です。その論拠は、後述する「被曝の健康リスクを知り知らせる」の項をご参照ください。 […] 3.11事故によって自然生活環境に放出された放射性物質は、東電が自らの産業活動の過程で排出したいわば産業廃棄物だと私は考えます。ですから東電が自らの責任において、処理するのが原則です。放射性物質はできるだけ拡散させず、1ヶ所に集めて、言うならば事故を起こした原発の敷地内に集めて管理・処理するべきです。 […] 「大阪おかんの会」の健康調査と大阪府放射性物質濃度調査の問題点 大阪府のガレキ処理による健康影響について熱心に調査を続けてきたお母さんたちがいます(「大阪おかんの会」http://ameblo.jp/osakaokan2012/) […] 低線量放射線被曝の健康影響は、まだ不明な点が多いなどと言う研究者もいますが、そんなことはありません。低線量放射線のとくに内部被曝による健康障害に関する多くの調査研究結果がすでに集積されています。低線量被曝による身体への影響は、2009年に発表されたニューヨーク科学アカデミーの論文集にも、チェルノブイリ事故後の多くの実例が紹介されています。 また、通常運転中の原発から5km圏内に住む5歳以下の子どもたちに2倍以上白血病が多発しているという、ドイツで行われた疫学調査結果も重要です。 […] 1991年成立したチェルノブイリ法の基本目標はつぎのようなものです。すなわち,最も影響をうけやすい人びと、つまり1986年に生まれた子どもたちに対するチェルノブイリ事故による被曝量を、どのような環境のもとでも年間1ミリシーベルト以下に、言い換えれば一生の被曝量を70ミリシーベルト以下に抑える、というものです。 2013年5月に公表された国連人権理事会特別報告者報告と勧告、そしてそのすぐ後に出された核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の声明は、日本政府の提唱する年間20ミリシーベルトは容認できないとし、被曝線量を最小化するためには、年間1ミリシーベルト以上の地域からの移住以外に代替案はないとしました。 全文を読む。

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美味しんぼ、発売11日前に環境省へゲラ送る 編集部 via 朝日新聞

週刊ビッグコミックスピリッツ編集部が「鼻血や疲労感はひばくしたから」という登場人物の発言がある12日発売号の「美味しんぼ」のゲラ(校正刷り)を、発売11日前に環境省にメールで送っていたことが同省への取材で分かった。 環境省によると、1日に編集部から「被曝が原因で鼻血が出ることがあるか」といった内容の質問が電話とメールであった。その際、12日発売号の全ページが添付されたメールも担当者に送られてきた。 同省は「こちらは求めていない。具体的な内容の訂正要求もしていない」としている。質問の回答期限は7日に設定されており、7日深夜にメールで回答したという。 環境省は「他省庁にも関係する部分がある」として、復興庁や内閣府などに12日発売号の内容や編集部の質問内容を伝えた。だが、ゲラそのものについては「未発表の内容で慎重に扱う必要がある」として転送しなかったとしている。 また、12日発売号には「大阪府と大阪市が受け入れた東日本大震災のがれき処理で焼却場周辺住民が健康被害を訴えている」という内容もあり、環境省は2日に府と市に伝えた。府市は8日、編集部に内容を見せるよう要求。9日に訂正と削除を申し入れたが、編集部に「発売直前で応じられない」と断られ、発売日の12日に抗議した。 続きは 美味しんぼ、発売11日前に環境省へゲラ送る 編集部 (無料登録が必要です) 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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福島)表現の自由侵害否定 美味しんぼ注意問題 福島大 via 朝日新聞

漫画「美味しんぼ」に描かれた福島大准教授の発言を受け、大学側が見解で「遺憾」を示して「注意喚起」を求めたのは、学問や表現の自由の侵害ではないか。中井勝己学長は14日の定例記者会見で「見解は表現の自由に踏み込んでいない」と述べ、こうした懸念を否定した。だが教員からは疑問の声もあがる。 発言が載ったのは週刊ビッグコミックスピリッツの12日発売号。准教授が除染作業の経験を説明し、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」と主人公らに話す。学長や理事、副学長は同日午後に対応を話し合い、大学の見解を地元報道機関にファクスで送った。 中井学長は会見で、「遺憾」としたのは准教授の発言内容ではない、と説明。先月28日号に掲載された井戸川克隆・前双葉町長の鼻血をめぐる発言に対し、町が抗議文を出す騒ぎが起きていたことを踏まえ、「今回の脈絡の中で漫画に登場し、発言によっていろんな混乱をもたらしたことに対して、大学として遺憾の意を表明した」と述べた。 大学によると、准教授は一連の発言を原作者らに述べたのは事実だと話しているという。大学への問い合わせは13日夜までに計25件あったとしたが、賛否など内容の内訳は明らかにしなかった。 一方、全教職員には14日朝初めて、大学からメールで見解が送られた。経済経営学類の教授は「学問の自由を守るうえで出してはいけない文書だった」と批判した。共生システム理工学類の准教授は「大学は違う立場の人が互いの意見を認め、議論する場。『注意喚起』は、その存在意義を自ら放棄しているようなものだ」と指摘する。 […] ■会見の主なやりとり 中井勝己・福島大学長の14日の記者会見での主なやりとりは次の通り。 ――なぜ見解を出したのか 個人の意見であり、大学の見解ではないということをきちっと伝えたかった。 ――教職員に注意喚起までした理由は 福島大は3年間、震災復興に関わっている。被災地にある大学の教員が作品に登場し、(福島に住めないと)発言をしたのは非常に残念だ。県外の専門家(の発言)とは意味が違う。 ――中身が不適切と考えているのか 大学では、放射能について色々な考え方を尊重しており、准教授の発言も是としている。ただ、前号の美味しんぼで、双葉町が抗議文を出している中、准教授が登場したことで社会的混乱をもたらし、報道されて騒ぎになったことが遺憾。時と場合、事柄によっては、大学の地位や肩書で発言することの重みを自覚して欲しい。 ――大学としては、どうすればよかったと考えているのか (掲載の時期や方法についての責任は)一義的には作者や出版者であり、准教授に責任があるとは言っていない。 ――批判的意見を制限し、言論の自由を妨げているようにみえる 教員の個人的な見解に大学がコメントするのは、学問や表現の自由に触れると認識している。今回の大学見解は、そこまで踏み込んでいないと思っている。 続きは 福島)表現の自由侵害否定 美味しんぼ注意問題 福島大  (無料登録が必要です) 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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はだしのゲン 都内で撤去請願 教委・議会に14件 via 東京新聞

原爆投下後の広島を描いた漫画「はだしのゲン」を教育現場から撤去するよう求める請願や陳情が昨年九月以降、東京都と都内の区市の教育委員会・議会 に計十四件提出されたことが、東京新聞の調査で分かった。松江市の小中学校で閲覧制限問題が発覚して以降、作品を子どもたちから遠ざけようという動きが浮かび上がる。全国の道府県教委も調べたところ、都以外では請願は出されていない。東京での議論が全国の平和教育のありように影響を与える可能性もある。  (飯田孝幸、樋口薫、大平樹) 一月から二月にかけ都と島しょ部を除く都内五十三市区町村を調査した。十四件の内訳は都教委が三件、練馬区が三件、千代田区が二件、港、新宿、大田、中野、足立区と西東京市が一件。 請願は「旧日本軍の残虐行為を捏造(ねつぞう)している」「天皇に対する侮辱や国歌の否定が含まれる」として、学校図書館などからの撤去を求めている。練 馬区教委などに請願を出した「教育問題懇話会」の代表者は「史実をねじ曲げた思想宣伝の教材になっている。親や教員の指導がないまま、子どもに読ませるに は毒が強すぎる」と話した。一方、対抗する形で、都や練馬区などには、自由に閲覧できるよう求める請願も出された。 都教委は一月「幅広い知識を身に付けさせるため、さまざまな資料が必要」として、いずれの請願にも応じないことを決めた。一方で「一部に教育上の配慮が必要な暴力的表現がある」とも指摘。校長や教委関係者の会議で、適切な読書指導を行うよう周知した。 続きは はだしのゲン 都内で撤去請願 教委・議会に14件

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手紙で「あなたはダニ」 反原発への嫌がらせの数々展示 via 朝日新聞

反原発運動に参加する人たちに届いた嫌がらせの手紙などを集めた風変わりな展示会「反原発へのいやがらせの歴史展」が10、11両日、東京・新宿のギャラリーで開かれる。主催者は「原発が推進されてきた裏で、陰湿な圧力があった事実を知ってほしい」と話している。 […] 「意味不明のものもあれば、明確な意図を感じるものもあった」。原子力資料情報室共同代表の西尾漠さん(66)は、自分が差出人の「ニセ年賀状」が出回った。文面は、自らを過激派だと思わせる内容だ。「参加者やメンバーの分断を狙ったものだろう」とみている。 同情報室スタッフの澤井正子さん(60)のもとには1日数十通の手紙が束になって届く日が2~3年続いたという。子どもと歩く姿を撮られた写真のコピーもあった。「資金も人手もある大きな組織が背後にあったのではないか」 こうした手紙やはがきは全国各地で確認され、95年には同情報室をふくむ5団体と個人66人が日本弁護士連合会の人権擁護委員会に人権救済を申し立てた。その当時に確認されたものだけで約4千通あったという。 企画した海渡雄一弁護士は長く原発の運転差し止め訴訟などに関わり、こうした資料を集めてきた。「原発再稼働をめぐる攻防は、これから本格化する。今後また、過去のような反対運動への妨害工作が起きる可能性がある」と話す。 10日は午後1時~5時、11日は午前10時~午後4時、新宿区西新宿2丁目の区立区民ギャラリーで。入場無料。 全文は 手紙で「あなたはダニ」 反原発への嫌がらせの数々展示 (無料登録が必要です) 関連記事 8/10-11 反原発へのいやがらせの歴史展 via CNIC 原子力資料情報室 【こちら特報部】「反原発運動への嫌がらせの歴史」2013/05/26(東京新聞)via 大友涼介です。

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8/10-11 反原発へのいやがらせの歴史展 via CNIC 原子力資料情報室

8/10-11 反原発へのいやがらせの歴史展 日時 ○2013年8月10日(土)午後1時~5時    ○2013年8月11日(日)午前10時~午後4時 両日とも午後2時から主催者メンバー(海渡雄一・弁護士、西尾漠・原子力資料情報室共同代表、西村トシ子・元動燃職員の妻)による展示についての説明、懇談があります。 場所 新宿区立区民ギャラリー (新宿区西新宿2-11-4 新宿中央公園内 エコギャラリー新宿1階) 新宿駅から徒歩15分 丸ノ内線西新宿駅2番出口から10分 大江戸線都庁前駅A5出口から5分 新宿西口バスターミナル17番からバスに乗り、バス停「十二社池の下」下車1分 展覧会の開催に寄せて 原発反対運動への異常ないやがらせ 1986年4月にチェルノブイリ原発事故が起きました。その数年後日本でも、原発反対運動が大きく盛り上がったことがありました。1988年2月に 伊方原発の出力調整試験の反対運動が空前の盛り上がりを見せ、1988年4月には日比谷公園で2万人の集会が成功しました。1992-3年にはあかつき丸 によってフランスからのプルトニウム輸送が行われましたが、これに対しても、世界的な反対運動のネットワークが作られました。 この展覧会で明らか にしようとしている原発反対運動へのいやがらせは1980年代の終わり頃から見え隠れし、1993年ころがピークで、2000年頃まで続きました。あまり にも卑劣なやり方に全国の活動家たちが集まり、1994年から準備して1995年7月には日弁連に人権侵害救済の申し立てをしました。 私はその申立人らの代理人でした。 […] 今年の秋から、原発の再稼働、新増設への動きに拍車がかかるでしょう。これに対応して反対の活動も活発となることでしょう。その とき、手紙や写真という伝統的な形とは変わるかもしれませんが、1990年頃と同じような目的で、ネットなどを使ったより巧妙な反対運動への攪乱工作が行 われるのではないかと強い危惧を感じます。 この展覧会の目的は、このような活動を未然に防止するために、過去の嫌がらせの歴史を正確に多くの市民 に知っていただきたいということです。さらにこの反倫理的な犯罪的行為に荷担したおそらくは数百人に上る者の中から、過去の行為を認め、詳細を明らかにす る者が名乗り出てくれることを願うところにあります。 私たちは、このような行為に手を染めた個人の責任を追及したいわけではありません。すでに法 的には時効にかかっているでしょう。しかし、どのような機関が責任を問われるべきかを明確にしておくことが、今後おなじような嫌がらせが起きないようにす るため、何よりも重要であると考えるからです(展覧会実行委員会代表 海渡 雄一)。 全文、チラシ画像は 8/10-11 反原発へのいやがらせの歴史展 関連記事 【こちら特報部】「反原発運動への嫌がらせの歴史」2013/05/26(東京新聞)via 大友涼介です。

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