原子力規制委員会は26日、日本原子力発電東海第2原子力発電所(茨城県)について、新規制基準に基づく安全審査の主な審査を終えた。原電は今後、審査合格に必要な最終書類を提出する。書類の確認には数カ月かかるため、最終的な合格は越年する見通しだ。原電は安全対策にかかる工事費が従来の想定額の2倍超の1800億円になると明らかにした。
原電は2014年5月に東海第2原発の安全審査を申請した。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」と呼ぶタイプで、同型では東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の次に審査に合格する可能性がある。
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原発の運転期間は原則40年だが、規制委が認めれば最大20年延長できる。東海第2原発は18年11月末に稼働40年を迎える。延長運転に必要な手続きの申請期限は来月末に迫っている。
全文は東海第2原発、工事費2倍超に 安全審査合格は越年へ