Monthly Archives: September 2020

もはや疑えない福島での「がん多発」via 週刊金曜日

明石昇二郎 本誌2019年6月7日号掲載の「福島県、『最短潜伏期間』過ぎた胃がんで『有意な多発』」記事から1年。この間、全国がん登録事業は、国立がん研究センターから厚生労働省へと引き継がれ、データ公表までの時間が大幅にスピードアップ。16年と17年のデータが相次いで公表されていた。 全国がん登録のデータは、それまではがん患者が亡くならない限り明らかになることのなかった「がん患者多発」の傾向を、がんの発生段階で把握することで異変をいち早く掴み、治療や原因究明に役立てるためのものである。しかし現状は、その力を十分発揮できるまでには至っていない。 (略) 使い勝手の良くなった全国がん登録データ 代表的な発がん性物質として知られる放射性物質を大量に撒き散らした結果、原発事故の国際評価尺度(INES)で過去最悪の「レベル7」と認定され、環境をおびただしく汚染した東京電力(東電)福島第一原発事故では、被曝による健康被害を受けた人は一人もいないことにされている。ありえないことであり、実態を把握しようとしていないだけの話である。健康被害はがんばかりではないと思われるが、まずは全国がん登録データの出番だろう。積極的に活用していきたいものだ。 (略) 福島県では6年連続で胃がんが「有意な多発」 そこで、本誌昨年6月7日号掲載の拙稿(東京電力福島第一原発事故と「全国がん登録」 福島県、「最短潜伏期間」過ぎた胃がんで「有意な多発」)に引き続き、16年と17年のデータをもとに、「全国胃がん年齢階級別罹患率」と福島県の同罹患率を比較してみることにした。 (略) 福島県の胃がんについて、08年から17年までのSIRを計算してみた結果は、次のとおり。 【胃がん】福島県罹患数 SIR08年男 1279   88・309年男 1366   94・110年男 1500  101・111年男 1391   92・212年男 1672  110・613年男 1659  110・914年男 1711  119・315年男 1654  116・616年男 1758  116・317年男 1737  120・0 08年女  602   86・609年女  640   94・210年女  700  100・911年女  736  100・912年女  774  109・213年女  767  109・914年女  729  109・015年女  769  120・316年女  957  139・417年女  778  119・6 国立がん研究センターでは、SIRが110を超えると「がん発症率が高い県」と捉えている。福島県における胃がんのSIRは11年以降、男女とも全国平均を上回る高い値で推移しており、特に16年の女性では139・4というひときわ高い値を記録している。 続いて、このSIRの「95%信頼区間」を求めてみた。疫学における検証作業のひとつであり、それぞれのSIRの上限(正確には「推定値の上限」)と下限(同「推定値の下限」)を計算し、下限が100を超えていれば、単に増加しているだけではなく、確率的に偶然とは考えにくい「統計的に有意な多発」であることを意味する。 その結果、福島県においては12年以降、6年連続で男女ともに胃がんが「有意な多発」状態にあり、それが収まる兆しは残念ながら一向に見られないことが判明した。 胃がん以外にも、甲状腺がん、前立腺がん、胆のう・胆管がんなどについての詳細な記事は9月11日発売の『週刊金曜日』9月11日号に掲載される。 全文はもはや疑えない福島での「がん多発」

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After 2011 Disaster, Fukushima Embraced Solar Power. The Rest Of Japan Has Not via NPR

By Kat Lansdorf Atop a small hill on the southern Japanese island of Kyushu sits a small solar farm with big, broad panels lined up in rows, tilting to catch the sun. Lush vegetation creeps over the edges of the … Continue reading

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Corruption scandals expose nuclear industry for what it is via Augusta Free Press

By Tim Judson, David Kraft and Pat Marida Proponents of nuclear energy like to present it as a cutting-edge technology that would save us from climate disaster. But recent corruption scandals in Ohio and Illinois have shown the nuclear industry … Continue reading

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Shutdown of Iowa’s only nuclear power plant will mean less cancer via Des Moines Register

By Joseph Mangano The Duane Arnold shutdown, at a time when safe, renewable wind power is growing rapidly, means a healthier future for Iowans. The derecho that slammed Iowa on Aug. 10 damaged the Duane Arnold nuclear reactor near Cedar … Continue reading

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トリチウム処理水 距離関係なく影響 福島県全体が一色に【風評の現場】(5) via 福島民報

南会津町の田島ドライビングスクールを経営する星千津子さん(62)は、壁に貼ってある福島県地図を見つめながら、「あの時は、南会津もひとくくりにされ、福島県を一色に染められた」と九年前の苦い思いを明かした。  大熊町と双葉町にまたがって立地する東京電力福島第一原発から南会津町までは、直線距離で約百十五キロ。原発を中心に円を描くと、北は仙台市、南は茨城県日立市が入る。それなのに、二〇一一(平成二十三)年三月、原発から遠く離れた静かな山あいの町にも風評が激しく吹き起こった。  今、再び風評の懸念が広がる。福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水を巡り、処分方法を検討してきた政府の小委員会が海洋放出と大気放出を現実的な選択肢とした。  これに対し、南会津町議会は風評被害は避けられず、被災県民の心情や実情を無視したものとして意見書を可決した。 […] 現在、新型コロナウイルスの感染対策に全力を尽くす中、処理水の処分方法がどうなるかを心配する。浜通りで自動車学校を経営する同業者の仲間もおり、決してひとごとではない。  「風評は目に見えない。だからこそ、目に見える形で、しっかりとしたルールや数値を示すのが大事になる。大気放出するのか、海洋放出するのかどちらにしても、国民に理解が浸透するまで根気強く説明する覚悟がなければならない。結局それに尽きる」 全文

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被ばく者の叫び 旧ソ連セミパラチンスク核実験場の村(カザフスタン共和国) via Uno Foto

森住 卓 被ばく者の叫び 旧ソ連セミパラチンスク核実験場の村(カザフスタン共和国)森住 卓2020/08/01 ~ 2020/08/14被ばく者の叫び 旧ソ連セミパラチンスク核実験場の村(カザフスタン共和国) セミパラチンスク核実験場は中央アジア・カザフスタン共和国東部の大草原にある。面積18500平方キロメートル。ここで旧ソ連は1949年から1989年の40年間に467回の核実験を行った。環境に放出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故の5000倍とも言われている。ソ連時代、核実験は一切秘密にされ、住民にも知らされなかった。核実験場周辺には百数十万人の被曝者がいる。ガンや死産、先天的異常が多発し、平均寿命は劇的に下がった。カザフスタンの人々はソ連が崩壊する直前の1999年核実験場の閉鎖を求め「ネバダセミパラチンスク運動」という大きな国民的運動を起した。1991年独立したカザフスタン共和国はセミパラチンスク核実験場を閉鎖した。セミパラチンスク核実験場は市民の運動で閉鎖に追い込まれた世界で初めての核実験場となった。核実験場閉鎖から30年。いまなお世代を超えて被ばくの影響は続いている。福島第一原発事故を経験した私たちはセミパラチンスクから何を学ぶのか?核の犠牲となった人々は人類の未来に警鐘を鳴らし続けている。 ▼ 森住 卓インタビュー

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The Ghost Towns Behind The Gates via NPR

Fukushima was forever changed by one of the world’s biggest nuclear disasters nearly a decade ago. The Japanese government has poured billions of dollars into recovery efforts. But what does recovery really mean? The answer is a combination of resilience, … Continue reading

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Hiroshima Fallout: The Atomic Bombing Coverup and the Reporter Who Exposed It to the World via Beyond Nuclear International

The following is a review of Lesely M.M. Blume’s new book about John Hersey, author of “Hiroshima”. By John Loretz In 1946, John Hersey wrote a magazine article that changed the world. On the 75thanniversary of the events he described … Continue reading

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再稼働に賛成 女川町議会が採択 via NHK News Web

[…] 東北電力が再稼働を目指す女川原発2号機をめぐっては、地元の女川町や石巻市、それに県が、再稼働に同意するかが最大の焦点となっています。これについて、女川町議会の委員会は、先月19日、再稼働に反対する立場の住民から出された請願を退ける一方、賛成する立場の住民から出された陳情を賛成多数で採択しました。これを受けて、7日、開かれた定例会で、委員会の判断が報告されたあと、採決が行われ、再稼働に賛成する立場の住民から出された陳情が採択されました。一方で、反対の立場の住民から出された請願は退けられ、町議会として正式に再稼働を容認する姿勢を示しました。これを受けて、須田町長は、地元自治体としての最終的な判断を示すことにしています。議会のあと、須田町長は、記者団に対して、「意思表示するにあたって、原発の安全性と住民理解の2つの基礎は確認できた。今後、国や事業者と会うなどして私自身の最終的な結論を検討していく」と話していました。村井知事は、「立地自治体において、女川原発2号機の再稼働を求める意思を表明するものであり、重みのある決定であると考えている。県は、今後、女川町長をはじめとする県内の市町村長や、県民の代表である県議会の意見をしっかりと聞き、再稼働について総合的に判断していく」というコメントを出しました。 全文

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広島・長崎の1500倍…ロシアが史上最大の核爆発の映像を公開 via Business Insider

何十年もの間、歴史上最も強力な核兵器は極秘事項だった。 現在、ロシアは、正式にはRDS-220、非公式にはツァーリ・ボンバ(Tsar Bomba)として知られる水素爆弾の爆発に至るまでの経緯を公開している。 ロシアは8月20日、同国の原子力産業75周年を記念して、アメリカとの核開発競争が激化していた1961年10月30日、北極海の孤島で行われたツァーリ・ボンバの実験のドキュメンタリー映像を機密解除した。 YouTubeにアップされた40分間の動画は、広島と長崎の原爆を合わせたものの約1500倍の威力を持つ爆発の様子を映し出している。ロシアは、この爆発の際の閃光が1000km以上離れた場所から見ることができたとしている。 […] ソビエト連邦のニキータ・フルシチョフ(Nikita Khrushchev)首相が個人的にこの兵器の開発を依頼したことから、ツァーリ・ボンバは彼の愛称で呼ばれた。フルシチョフは当初、アメリカが開発したものをはるかに上回る100メガトン級の兵器の製造を計画していたが、ロシアの科学者たちは、放射性降下物があまりにも破滅的であることを恐れ、ツァーリ・ボンバは当初の予定よりも威力が低いものになった。 ツァーリ・ボンバが爆発する前までは、アメリカが冷戦時代の軍拡競争をリードしていた。 全文は 広島・長崎の1500倍…ロシアが史上最大の核爆発の映像を公開 Original article in English: Russia released secret footage of history’s largest man-made explosion — a nuclear blast thousands of times stronger than Hiroshima via Business Insider 関連記事 New Video Shows Largest … Continue reading

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