高浜原子力発電所の3号機と4号機について、関西電力は国が期限を設けて設置を義務づけているテロ対策の施設の完成が間に合わないことから設置期限にあわせてことし8月以降、それぞれ運転を停止させる方針を固めました。
国が設置を義務づけているテロ対策の施設、「特定重大事故等対処施設」は、再稼働に必要な原発の工事計画の認可後、5年以内に設置することが義務づけられていて、原子力規制委員会は期限までに完成しない場合には原則、原発の運転停止を命じる方針を示しています。
県内では、高浜原発3号機がことし8月に4号機も10月に設置期限が迫っていますが関西電力は期限までの設置は困難と判断し設置期限にあわせて運転を停止させる方針を固めました。
一方で、完成時期についてはこれまで設置期限からおよそ1年程度遅れるとしていましたが、工程の見直しなどによって数か月程度に短縮できる
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テロ対策施設を巡っては、九州電力の川内原発1号機と2号機が期限内の設置が困難だとして同様に運転の停止を決めています。