[…]
大学で教育学を学びながら在学中に司法試験に一発合格したという異例の経歴を持つ井戸氏は、裁判官として法曹界に入り、日本各地を飛び回りました。判決に関与した著名な事案は、日本で初の違憲判決となった参議院定数訴訟、住基ネット差止等請求事件、志賀原発の原子炉運転差止請求事件などが挙げられます。
現在は弁護士へ転身し、原発訴訟を柱としながら市井の事件と対峙します。裁判官時代から一貫してきたポリシーは「自分が正しいと信じることを貫くこと」。弁護士も断るようなやっかいな事件にも臆することなく丁寧に対応し、期待される役割には力の限りを尽くして応え、走り続ける井戸氏の軌跡に迫りました。
[…]