福島原発事故 東電元幹部あす初公判 via NHK News Web

福島第一原子力発電所の事故で業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴された東京電力の旧経営陣3人の初公判が30日東京地方裁判所で開かれ、3人は無罪を主張する方針です。原発事故の刑事責任を争う裁判は初めてで、新たな事実が明らかになるか注目されます。

東京電力の勝俣恒久元会長(77)、武黒一郎元副社長(71)、武藤栄元副社長(67)の3人は、原発事故をめぐって検察審査会に「起訴すべき」と議決され、去年2月、検察官役の指定弁護士に強制的に起訴されました。

3人は津波を予測できたのに適切な措置をとらず、原発事故で長時間の避難を余儀なくされた病院の入院患者など44人を死亡させたなどとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。

(略)

東京電力は事故の3年前に原発の敷地を超える高さの津波が来るおそれがあるという試算をまとめていましたが、対策はとられませんでした。3人が対策の必要性をどの程度認識していたのかが焦点になるものと見られます。

初公判は、30日午前10時から東京地方裁判所で開かれます

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