台湾が原発全廃へ https://www.youtube.com/watch?v=OEFaTs6EFSg 1分34秒 2016/10/23 に公開(上記のアドレスで下記の文章を読むことが できます) 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権が2025年に「原発ゼロ」にするこ とを決め、行政院(内閣)は、再生エネルギー事業への民間参画を促す電 気事業法の改正案を閣議決定した。太陽光と風力発電を中心に再生エネの 割合を20%まで高めることを目指す。東日本大震災後の反原発の民意を受 けたもので、改正案は近く立法院(国会)で審議に入り、年内の可決を目 指す。 世界的にはドイツが2022年までの原発全廃を決めるなど、欧州を中心に 脱原発の動きがある。一方、増える電力需要に応えるため中国やインドが 原発を増設させており、アジアでは台湾の取り組みは珍しい。 改正案は20日に閣議決定され、6~9年かけて発送電分離も行う。蔡 総統は「改正は原発ゼロを進め、電源構成を転換する決意を示すもの」と している。 台湾では原発が発電容量の14.1%(15年)を占め、現在は第一~第三原 発で計3基が稼働中。だが、東京電力福島第一原発の事故で台湾でも反原 発の世論が高まり、原発ゼロを公約に5月に就任した蔡氏が政策のかじを 切った。台湾も日本と同様に地震が多い。稼働中の全原発は25年までに40 年の稼働期間満了となる。同法改正案では25年までに全原発停止と明記し、 期間延長の道を閉ざす。
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