民進と連合に亀裂 問われる原発問題へのスタンス via 朝日新聞

原発再稼働に慎重な野党系が当選した新潟知事選をめぐり、民進党と連合の間で亀裂が生じている。自主投票ながら蓮舫代表が最終盤に応援に入ったことに連合が反発。結果は野党系の勝利で、民進党内では連合の存在ゆえに乗り遅れた執行部への批判が根強い。原発問題のスタンスを確立できない党の姿勢も問われている。
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連合は民主党時代を含めて有力な支持母体。7月の参院選比例区で組織内候補8人が民進党で当選するなど関係は深い。共産との野党共闘に慎重な連合の神津里季生会長は、蓮舫氏が新潟入りする前日の会談で、共闘よりも候補擁立で独自路線を志向する蓮舫執行部の姿勢を評価する発言をしたばかりだった。

 しかし、蓮舫氏の新潟入りで民進が野党共闘にかろうじて乗った形をつくり、結果は野党系の勝利。朝日新聞社が実施した16日の知事選での出口調査によると、民進支持層で連合が支持した自公推薦候補に投票したのは14%にとどまる。

 連合への配慮もあって自主投票を堅持した民進執行部への批判も高まる中で、ベテラン議員は「連合こそ民意と離れた対応を反省すべきだ」と指摘。閣僚経験者の一人は「連合の存在に縛られていては主張があいまいな政党であり続ける」として、関係見直しを志向すべきだと語る。

 民進の原発政策自体も今後は問われそうだ。江田憲司代表代行は知事選の応援演説で「民進党も原発再稼働を認めることは絶対にない」と明言。共産党の志位和夫委員長は「野党間で前向きな一致点を作りたい」として、次期衆院選で野党共闘の目玉に原発問題を位置づけるよう呼びかけた。(関根慎一、松井望美)

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