長崎市の田上富久市長は31日、被爆70年となる8月9日の「長崎原爆の日」の平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表し、安全保障関連法案の慎重な審議を政府や国会に求める内容を盛り込むと明らかにした。
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広島市は安保法案に直接言及しないとしており、対照的となった。
田上市長は会見で「平和宣言では何らかの形で平和の理念を盛り込んできた。その理念が『揺らいでいるのでは』と多くの人が思っているのは事実」と理由を説明。一方で「さまざまな意見がある」として法案の是非には踏み込まず、国民への丁寧な説明などを求める。