[東京 29日 ロイター] – 東京電力(9501.T)が29日発表した2015年4─6月期連結決算は経常利益が前年同期比4倍の2141億円だった。LNG(液化天然ガス)などの燃料費が前年同期比2231億円減少したことが追い風となり、第1・四半期決算の開示を始めた03年度以降で最高の経常利益となった。
電力業界では、原油や為替相場を反映した燃料輸入価格の増減を電気料金に反映させる調整制度があり、燃料輸入価格が低下すれば一定期間後に料金を引き下げる必要がある。
4─6月期は、燃料価格低下の効果が先行し、料金の引き下げが遅れることによるプラス効果が約1800億円生じた。このプラス効果は燃料の輸入価格が横ばいで推移した場合は、順次解消する。
続きは東電、4─6月期経常利益は前年比4倍の2114億円 燃料安が追い風
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