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世界的な人口密集地域であり、大規模な自然災害も多く、軍事的緊張の高い北東アジアで原発が拡大することへの懸念も少なくなく、日中韓が国境を越えた原発安全協力の枠組みを作成する必要があるとの声も高まっている。
国際原子力機関(IAEA)の公開資料によると、日本は6月現在、原子炉43基を保有(停止炉含む)し、2基を建設中である。福島第1原発(6 基)を含めて16基の原子炉を永久閉鎖しており、1基を長期閉鎖した状態だ。稼働原子炉だけを見ると、米国(99基)とフランス(58基)に次いで世界第 3位。5位の中国は、原子炉27基を稼働している。中国は福島事故後、原子炉建設計画をしばらく保留していたが、急増する電力需要に対応するために、昨年 から再び新規の原子炉24基を建設中だ。6位の韓国は24基の原子炉を稼動中であり、4基を新たに建設している。
こうした状況に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。
「韓国は国土面積では世界110位くらいなのに、原発の稼働は世界6位の水準なんだな」
「中国の原発って、大丈夫なのか?」
「核廃棄物をどうするのか考えないと…」「原発事業で、何かごまかしていることはないだろうな?原発の不正は多くの人命に関わる」
「韓国では原発関連の不正も後を絶たない。多くの人命に関わることだから本当に心配だし、情けない。国防やら、原発やら、国会やら、どこかにきれいなところがないものだろうか?」「各国が原発に注目している理由の一つに、原発が安価だということがあるが、原発廃棄コストまで入れたら決して安価じゃない」
「北東アジアの原発の安全性を確保するために、原子力分野の研究をさらに推進する必要がある」
「地球温暖化対策で二酸化炭素排出量を大幅に縮小するためには、化石燃料で発電することができないから、率直に言って今、原子力以外の選択肢がないということだ」(翻訳・編集/三田)
全文は「日中韓が“原子力三国志”演じる」韓国メディアの報道に、「韓国って意外と原発多い?」「原子力以外の選択肢がない」―韓国ネット