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Daily Archives: 2013/12/22
(原発迷走:5)再稼働へ、迫る包囲網 揺れる首長 via 朝日新聞
(抜粋) 1997年から4期務めた村上達也前村長は、99年に核燃料加工会社のジェー・シー・オー東海事業所が臨界事故を起こし、原発への疑念を深めてきた。 2011年3月、隣の福島県で東京電力福島第一原発事故が起きる。東海第二原発もあと少し津波が高かったら、海水によってすべての電源が使えなくなり、福島第一と同じ状態になっていたおそれがある。村上氏は東海第二を廃炉にするよう強く主張し、12年には「脱原発をめざす首長会議」の世話人にもなった。 これに不満を募らせたのが下路氏らだ。「村は約50年も原子力とつき合ってきた。従事する人々もこの村をつくってきたのに意見を聞こうとしない」「コンビニや旅館の売り上げが激減しているのに、『クリーンエネルギー』と説かれてもなんにもならない」 下路氏は、東海村を含む茨城4区から出ている梶山弘志衆院議員(自民党)の秘書を務め、10年の県議選で初当選した。その梶山氏は日本原子力研究開発機構の前身である動力炉・核燃料開発事業団の元職員だ。 保守系村議らも原子力関連企業に支持されている。その一人は村上氏の言動を「脱原発に偏りすぎだ」とはきすてるように言った。とはいえ、村上氏には「脱原発」に共感する村民がつき、現職の強みもあった。3期、4期目の村長選では対抗馬が立ったが、惜敗していた。 今回の村長選は負けられない。そこで梶山氏や下路氏が注目したのが、隣の日立市にある日立製作所へ通う従業員らの票だった。まとめられるのは、日立労組出身で民主党幹事長を務める大畠章宏衆院議員だ。 (略) 5月、佐賀県や福岡県が補助金を出すがん治療施設(佐賀県鳥栖市)の開設記念式典でのことだ。九州電力の前会長で九州経済連合会長だった松尾新吾・九電相談役がこう言い放った。 「(原発停止で)1日10億円の赤字だ。(原発が)4日早く運転すれば、なんていうことない」 がん治療施設の建設は、九電からの寄付金40億円を頼りにしていた。だが、九電は原発停止で収支が悪化し、11年度末に約3億円を寄付した後は支払いが滞っていた。松尾氏の発言は、原発を動かせたら寄付金も出せるというものだ。 その後、佐賀県議会の抗議で松尾氏は謝罪に追い込まれたが、電力会社の傲慢(ごうまん)さを示す騒動になった。 滋賀県の嘉田由紀子知事は12年夏、関西電力大飯(おおい)原発(福井県)の再稼働でその力を知った。隣の県にある原発の再稼働に抵抗したが、外堀を埋めるように圧力がかかった。 「県が電気をつくってくれるのか」。前年には節電に協力してくれた企業の態度ががらっと変わり、こう迫ってきた。滋賀県には製造業の工場が多く、その意見を無視できない。「(関電が)いろんな説明をしたからでしょう。知事の力は電力会社にとって小さいものだとわかった」 嘉田知事は今、新潟県の泉田裕彦知事の次の知事選を心配している。東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に慎重な姿勢を見せているからだ。「電力から目をつけられては当選できない。それほどのパワーを持っている」 (略) ■東京電力福島第一原発事故後の原発再稼働をめぐる動き <2012年> 5月 北海道電力泊原発3号機が定期検査に入り、国内の原発50基すべてが停止 野田政権が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決める。関西広域連合が「事実上容認」の姿勢を打ち出したため 7月 原発再稼働に反対する抗議行動が全国に広がる 8月 野田政権が夏に取り組んだ国民的議論について、「少なくとも過半の国民は原発に依存しない社会の実現を望んでいる」との検証結果を示す 9月 原発の安全性を科学的に確かめる原子力規制委員会が発足 野田政権が「2030年代に原発稼働ゼロ」をめざす革新的エネルギー・環境戦略を決める 12月 総選挙大勝で発足した安倍政権が民主党政権の「原発ゼロ」方針を白紙に戻し始める <2013年> 7月 東電原発事故を教訓とした新しい原発の規制基準が施行。電力4社が5原発10基の再稼働を求めて安全審査を申請 新潟県の泉田裕彦知事が東電の柏崎刈羽原発の再稼働申請の動きにからみ、規制基準だけでは住民の安全を守れないと主張 12月 経済産業省が「エネルギー基本計画」の原案で、原子力発電を「基盤となる重要なベース電源」と位置づける 全文は(原発迷走:5)再稼働へ、迫る包囲網 揺れる首長 シリーズ記事: (原発迷走:1)原発ごみ、行き場なし 使用済み核燃料、満杯状態 (原発迷走:2)除染費用は誰が払うのか 省庁の攻防 (原発迷走:3)リスク抱えて輸出攻勢 原子力メーカー (原発迷走:4)東電破綻回避へ一心同体 金融機関
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Tagged エネルギー政策, 公正・共生, 再稼働, 労働における公正・平等, 嘉田由紀子, 村上達也, 東京電力, 東日本大震災・福島原発, 東海村, 松尾新吾, 泉田裕彦, 脱原発をめざす首長会議, 除染
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原発リスク:巨大噴火の影響大…泊、川内など 学者が指摘 via 毎日新聞
国内17カ所の原発に対する火山の危険性について、毎日新聞は全国の火山学者を対象にアンケートを実施した。回答した50人のうち、巨大噴火の被害を受けるリスクがある原発として川内(せんだい)(鹿児島県)を挙げた人が29人と最多で、泊(北海道)も半数の25人に達した。原発の火山リスクについて火山学界の見解が定量的に示されたのは初めて。リスクを指摘された原発の再稼働に慎重意見もあり、原子力規制委員会の審査や再稼働の議論に影響する可能性がある。 特任などを除く全国134人の大学教授、准教授らに郵送で実施した。 最長60年の稼働期間中に巨大噴火が発生し、火砕流の被害を受けるリスクがある原発を複数回答で選んでもらったところ、29人がいずれかの原発を選択した。その全員が「阿蘇(熊本県)や姶良(あいら)(鹿児島県)など多くのカルデラが周囲にある」として川内のリスクを指摘した。カルデラは巨大噴火の後に形成される非常に大規模な陥没(盆地)地形で、同様に泊、東通(青森県)、玄海(佐賀県)も周辺にカルデラが存在することが懸念された。 他は伊方(愛媛県)11人▽女川(宮城県)9人▽島根(島根県)や東海第2(茨城県)など7人の順で、カルデラとの距離が遠くなるほどリスクの指摘は減っている。どの原発にもリスクがないと答えたのは9人、無回答は12人だった。 (略) 原発の新規制基準は、原発の半径160キロ圏にある火山を対象に、最長60年の原発稼働期間中に巨大噴火が発生する可能性の有無を調べるよう電力各社に求めている。(1)巨大火砕流が原子炉を直撃する(2)直撃しなくても周辺が壊滅し原発事故に対応できない−−などの場合は立地不適と判断され廃炉を迫られる。【山崎太郎】 全文は原発リスク:巨大噴火の影響大…泊、川内など 学者が指摘
Cancer, nuclear bombs and dirty tricks via The Ecologist
Following a campaign of dirty tricks a decisive case in Britain’s nuclear test veterans fight for justice will reach the High Court in June 2014, writes Chris Busby. The case will also put on trial the dominant risk model for … Continue reading
東京五輪招致でも“放射能”でトップ選手ボイコットの懸念も via Newsポストセブン
(抜粋) 東京招致に成功したとしても大会運営上、大きな不安となるに違いない。 「放射能の問題は外国人にとって最大の関心事。事故直後に、プロ野球やJリーグでプレーする海外選手たちがこぞって帰国してしまったニュースは記憶に新しい。それと同様の事態が起こる可能性だってあります」(在米ジャーナリスト) 海外選手の出場ボイコットさえありうるという。 「7月中旬に東電が認めた『放射能汚染水の海洋流出問題』では世界中に波紋が広がりました。英BBC放送では連日この問題を取り上げています。こうなったら、国家全体の問題として事後処理に取り組むべきです」(同) もし国が有効な手立てを講じられなければ国際社会の中で日本の立場はより厳しくなるだろう。 2008年の北京五輪では当時世界記録を保持していたハイレ・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)が「あんな(大気が)汚いところで走るのは嫌だ」といって出場を辞退した。有力選手の離脱が相次げば、56年ぶりの五輪開催も興醒めだろう。 全文は東京五輪招致でも“放射能”でトップ選手ボイコットの懸念も
US to build two secret underground plutonium production labs: Analyst via Press TV
The United States is planning to build two new underground plutonium production labs that will expand plutonium production for the next decades, an analyst says. “The Senate two days ago voted to authorize the creation of two new huge secret … Continue reading
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Tagged health, Nuclear Weapons, plutonium production, underground
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