特集ワイド:原発輸出の不誠実 日本国内では慎重な一方、疑問残る官民推進 via 毎日jp

◇過去に8メートル超の津波/テロ多発/地震頻発

原発事故がどれほどの災いをもたらすか、日本はとことん味わわされた。国内の原発は全50基中48基が 停止中、新増設は困難で、原発政策は根本的な見直しを迫られている。であれば、他国には利用を勧めないのが普通の神経だろう。だが、原発輸出の準備は着々 と整えられている。【戸田栄】

「ベトナムの技術・管理レベル、政府の行政能力、汚職や腐敗がはびこっている状況からして、日本からベ トナムに原発を輸出してほしくはありません」。ベトナムの歴史的文書の研究を行っている国立ハンノム研究所のグエン・スアン・ジエン博士(42)は、伊藤 正子・京都大大学院准教授(ベトナム現代史専攻)にそう訴えた。今月16日、ハノイ市内で会った時のことだ。

ジエン博士は昨年5月、原発建設に反対する署名活動をインターネットで始めた。ベトナム政府の圧力で中 止を余儀なくされたが、集めた数百人分は日本政府に送った。伊藤さんは「ベトナムは経済的には自由な面が多いが、政治的には一党独裁で言論や集会の自由が 制限されています。政策批判は難しく、逮捕・拘禁の恐れもある。ジエン博士は必死の思いで署名を集めたのです。でも日本政府からは何の返事もない。不誠実 ではないでしょうか」と憤る。

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