どくだみ via CRMS福島リポート

「お買い物プロジェクト」の中で驚愕の数値を出したものがありました。
それが「どくだみ」です。
測定を始めた段階で早くもピークが見えるほどでした。
測定開始からわずか2分30秒でこのピークの立ち方です。

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4027±41.5Bq/kg という、食品としてはありえない数字です。
以前、紅葉山公園の落ち葉を測った時でさえ、セシウム合算で1836Bq/kgでした。
厚生労働省は緑茶に関しては飲む状態にした時に飲料水と同じ基準値(10Bq/kg)であれば
流通OKとしているので、どくだみ茶もそれに準じてOKなのか?
出荷している側がそれに沿って測定して出しているのだろうけど、念の為お茶にしても測定しました。

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わずかセシウム合算5.6Bq/kgという結果です。
あれだけ高い数値の葉からでも僅かこれだけしか抽出されないようです。
実際はどくだみ茶はもっと煎じて飲むようなのでもう少し高い数値になるかもしれませんが…。
しかし、どちらにしても納得がいきません。
飲む状態で飲料水と同じ基準値内に納まるとしても、元の葉は4000Bq/kgもあります。
一袋80gなのでそれだけでも320Bqもあるのです。

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その後、どくだみ茶は緑茶とは淹れ方が違うので、それ用の基準や測定の仕方があるのではと検索したら厚労省が出していました。
それが【平成24年7月5 日付け食安基発0705第1号「食品中の放射性物質に係る基準値の設定に関するQ&Aについて」】でした。
それによると、どくだみ茶は一般食品と同じ基準(100Bq/kg)と書いてあります。
下の赤枠の部分がそれについて触れている箇所です。これに従えば、CRMS福島の測定値からの計算だと単純に80000Bq/kgまでOKとなります。これを見て、決めました。
この「どくだみ」は県庁の環境保全農業課に連絡します。
たとえ測定して出荷しているのだとしても、これを流通させるのは納得出来ません。

全文、データ、画像は どくだみ via CRMS福島リポート

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4 Responses to どくだみ via CRMS福島リポート

  1. kojimaaiko says:

    食品の放射性物質基準について改めて考えさせられる報告です。また抽出されたお茶の数値がどんなに低かったとしても、食品の安全の問題とは別に、茶殻として捨てられる葉は廃棄物の問題です。放射性廃棄物の基準は以前は100bq/kg、福島以後でも8000bq/kgですから、こうした茶殻が家庭で通常の生ゴミと同様に扱われることに大きな疑問を感じます。

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